税金(自動車税、固定資産税etc)や公共料金などの請求書支払いは、スマホのバーコード決済/QRコードを使えば自宅で簡単にできます。さらにポイントも付与されるので現金で支払うよりお得です!
本記事では、スマホ決済(バーコード決済・QRコード決済)の請求書払いの基本~還元率の比較まで詳しく解説します。
2024年の地方税の支払いはJ-Coin Payがお得です!
詳しくはこちら→【最大30%還元】2024年自動車税、固定資産税はJ-Coin Payがお得!
コード決済の請求書払いとは?
コード決済とは
QRコードやバーコードを読み取るだけで、支払いが簡単・スピーディーに完了する決済サービスです。
請求書払いに対応対応している代表的なコード決済はPayPay、LINE Pay、d払い、au PAY、FamiPay、楽天ペイです。
※楽天ペイは2023年4月17日より請求書払いに対応しました
下記動画は楽天ペイの請求書払いについて解説していますので、参考にしてください。
請求書払いとは
請求書払いとは、公共料金や税金(固定資産税、自動車税、住民税etc)などの請求書(振込票)に記載されているバーコード/QRコードをスマホアプリで読み取って支払う方法です。
<税金>
- 住民税
- 固定資産税
- 自動車税
- 個人事業税
- 国民健康保険料
- 介護保険料 など
<公共料金>
- 水道料金
- ガス料金
- 電気代
- NHK受信料 など
住んでいる都道府県、市町村、契約会社がコード決済に対応している場合、上記のような様々な料金の支払いがコード決済でできます。
コード決済の請求書払いのメリットとデメリット
メリット
- 自宅で支払うことができる
- 手数料が無料
- ポイント還元を受けられる
還元率については後述します。
デメリット
- コード決済に対応している自治体・企業が限定される⇒eL-QRにより改善
- 公共料金の支払いはクレジットカード払いのほうが還元率が高い
コード決済で支払いができる自治体・企業が限られ、対応していない場合は支払うことができませんでしたが、2023年4月から地方税統一QRコード( eL-QR エルキューアール)を利用した地方税の納付が開始されました。
固定資産税や自動車税種別割などの地方税の納付書に印字されたeL-QRをスマホで読み取って、スマホ決済アプリで納付することができます。
多くの地方自治体がeL-QRに対応しているので、これまでよりも便利になり、多くの自治体の納付書でQRコード決済が可能となります。
請求書払いのポイント還元率 比較
各コード決済比較表
各コード決済と還元率を表にしました。
※2023年4月23日時点の情報です
auPAY | PayPay | d払い | LINE Pay | FamiPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|---|---|---|---|
決済手段 | 残高払い | 残高払い | 残高払い | 残高払い/チャージ&ペイ | 残高払い | ・楽天ポイント ・楽天キャッシュ |
チャージ時の還元率 | 0.5~1.5% (チャージするクレジットカードの還元率) | × (注1) | × | × | 0.5% (ファミマTカード) (注2) | 0.5%(楽天カード) (注3) |
決済時の還元率 | 2023年4月より 0% | 2022年4月より 0% | 0% | 0.5%(チャージ&ペイ)/ 残高払いは0% | 1件10ポイント | 0% |
合計還元率(チャージ+決済) | 0.5~1.5% | 0% (注1) | 0% | 0.5%(チャージ&ペイ) | 0.5% +10円相当 (注2) | 0.5% |
(注1)ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いはクレジットカードから残高チャージが可能なため、クレジットカードのポイントが付与されます。ただし、まとめて支払いでチャージした残高はPayPayマネーライトとなり地方税など自治体が発行する納付書には利用できません(地方税に利用できるのはPayPayマネーのみ)。電気・ガスなどの公共料金にはPayPayマネーライトも利用できます。
(注2)ファミマTカードでチャージすると0.5%還元、ファミマTカード以外のJCBブランドカードでもチャージできますが、チャージは月2万円まで。ファミマTカードは月100万までチャージ可。
(注3)楽天カードから楽天キャッシュへチャージすると0.5%還元。コンビニで楽天ギフトカードを高還元で購入すれば還元率は最大2.5%になります。詳細は楽天ペイの項目をご覧ください。
下記は2023年4月時点で請求書払いのコード決済を評価した表です。評価はあくまでも私の場合であり、保有しているクレジットカード、請求書の支払い金額などによってどの支払い方法がベストなのかは変わってきます。参考程度に考えてください。
auPAY | PayPay | d払い | LINE Pay | FamiPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|---|---|---|---|
チャージでの 還元率 | 0.5~1.5% | × | × | × | 0.5~1% | 0.5% |
支払いでの 還元率 | 0% | 0% | 0% | チャージ&ペイで0.5% | 1件10ポイント | 0% |
トータル還元率 | 0.5~1.5% | 0% | 0% | 0.5% | 0.5~1% +10ポイント | 0.5% |
備考 | たぬきの抽選会の対象 | 公共料金はソフトバンクまとめて支払いチャージが使える(地方税は×) | ポイント面でのメリットは何もない | 対象カードは三井住友カードのVisaブランドのみ | 請求書払いでキャンペーンがよく開催されるが、当たらない…。 | 高還元で購入した楽天ギフトカードから楽天キャッシュへチャージする方法もある! |
2023年4月より各コード決済での請求書払いにを改定があり、どの決済方法も支払いでのポイント還元はなくなりました。今後ポイントを得るには高還元でチャージするしかありません。
各コード決済の始め方・使い方については下記記事を参考にしてください
楽天ペイ:楽天ペイの始め方・使い方
PayPay:PayPayの始め方・使い方
auPAY:au PAYの始め方・使い方
楽天ペイ
2023年4月17日から楽天ペイアプリで請求書払いが可能となりました。
プレスリリース:「楽天ペイ(請求書払い)」、地方税統一QRコード「eL-QR」が4月17日から利用可能に
「楽天ポイント」「楽天キャッシュ」が利用可能で、期間限定ポイントも利用可能で、支払い上限額は1回30万円までと使い勝手がよいです。
期間限定ポイントが使えるのは嬉しいですね!
楽天ペイで還元率を上げるためには、楽天キャッシュへ高還元でチャージすることです。一般的な方法としては、楽天カードから楽天ペイへのチャージで0.5%還元です。コンビニで楽天ギフトカードを購入して楽天キャッシュへチャージする方法では最大2.5%還元にすることも可能ですが、面倒&特定のクレジットカードが必要なのでできるのは一部の人に限られます。
楽天ペイの請求書払いについては下記記事をご覧ください。高還元で楽天キャッシュへチャージする方法も解説しています。
au PAY
以前は請求書払いでも通常決済時と同じく0.5%のPontaポイントがたまりましたが、現在は決済時のポイント還元はありません。
その代わりに、請求書払いも「たぬきの抽選会」の対象になりました。たぬきの抽選会とは、毎月5の付く日と8日(5日、8日、15日、25日)にau PAYを使うとPontaポイントが必ず当たるイベントです。
1等3,000ポイント、2等100ポイント、3等20ポイント、4等10ポイント、5等1ポイントが当たるので、auPAYで支払う場合は5日、8日、15日、25日がおすすめです。
10Pや20Pはたまに当たりますが、1等が当たる可能性は低いです…。
参考:au PAY(請求書支払い)ご利用時の特典変更について
決済時のポイント還元はありませんが、auPAYはクレジットカードから残高へチャージできるので、クレジットカードのポイント(※)が付与されます。これは他のコード決済にはないメリットです。
ただし、auPAYカード以外のカードからチャージできる金額は月5万円までです。auPAYカードからauPAYへチャージしてもポイントは付与されないので、ポイントを獲得するにはauPAYカード以外のカードからチャージ(上限月5万円)する必要があります。
関連記事:au PAYカードによるチャージ上限額が月5万に変更
チャージできるクレジットカードは、マスターとアメックスはすべてのカードが対象ですが、VisaとJCBはチャージできるカードが限られます。
(※)auPAYにチャージができるクレジットカードでも必ずポイントが付与されるとは限りません。au PAYカード、楽天カード、VISA LINE PAYカードなどはauPAYへのチャージがポイント還元対象外となっています。ポイント還元の対象かどうかはカード会社に確認しましましょう。
2023年4月時点でau PAYチャージでポイント付与されるカード例としては、
・エポスカード、セゾンカード:0.5%
・dカード、PayPayカード:1%
・エポスゴールド、三井住友NLゴールド:最大1.5%(年間100万円利用時)
詳しくは下記記事を参考にしてください。
参考記事:auPAYカードからauPAYへのチャージがポイント対象外に!
エポスゴールドや三井住友NLゴールドを持っている方はauPAY支払いがお得になります。
PayPay
残高へチャージできるクレジットはPayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)のみ。しかしPayPayカードからPayPay残高へチャージしてもクレジットカードのポイントは付与されません。
地方税など自治体が発行する納付書に利用できる残高は「PayPayマネー」のみとなります。ソフトバンクまとめて支払いでチャージした残高は「PayPayマネーライト」のため地方税など自治体が発行する納付書には利用できません。
電気・ガス・水道料金などの公共料金や通信販売の請求書(払込票)に関してはソフトバンクまとめて支払いでチャージした「PayPayマネーライト」でも納付できます。
公式:2023年4月以降の「PayPay請求書払い」の「eL-QR」対応および支払方法の変更について
支払い金額が大きい地方税にソフトバンクまとめて支払いが使えなくなったのは残念です。私はこのために毎月コツコツPayPayに残高チャージしていたのですが…。
d払い
請求書払いは残高払いのみとなっており、「電話料金合算払い」や「クレジットカード」での支払いはできません。クレジットカードから残高へのチャージはできないため、チャージでのポイントはつきません。また、dポイントで支払うこともできません。
通常d払い支払いでは決済ポイントとして0.5%のdポイントが付与されますが、請求書支払い時のdポイントの付与はありません。そのため、ポイント還元の観点ではd払いで請求書を払うメリットはありません。
LINE Pay
LINE Pay残高でも請求書払いはできますが、ポイント還元はありません。ポイント還元を狙うならチャージ&ペイを利用しましょう。
LINE Payのチャージ&ペイとは、LINE Payにクレジットカードを登録してLINE Payで支払うサービス。LINE Payに登録できるクレジットカードは三井住友カード発行のVisaブランドのみで、決済時に0.5%のVポイントが付与されます。
LINE Pay(チャージ&ペイ)は三井住友カードゴールド(NL)の100万円修行対象です!
参考記事:三井住友カードゴールド(NL)のメリットや100万円修行のコツ!
※LINEクレカ(P+)は請求書支払い対象外
「Visa LINE Payクレジットカード(チャージ&ペイ)」でのLINEポイント還元は2023年4月30日で終了しました。
プレスリリース:LINEクレカのご利用特典変更のお知らせ
2023年10月時点では地方税統一QRコード「eL-QR」に対応していないので、利用できる自治体が他のコード決済に比べると少ないかもしれません。
公式:LINEPay請求書支払い可能な公共料金一覧(2023年8月16日現在)
ファミペイ
ファミペイの「FamiPay請求書支払い」では1件につき10ポイントのボーナスポイントがもらえます。請求書払いでは決済ボーナスの0.5%のポイントは付与対象外です。
ファミマTカードからファミペイへチャージすると 0.5%還元(200円につき1ポイントの FamiPayボーナス付与)です。
ファミマTカード以外のJCBカードからもチャージ可能ですが、1か月に2万円までとチャージできる金額が少ないのがデメリットです。
公式サイト:FamiPayのクレジットカードチャージの 上限金額
また、ファミペイへのチャージはポイント付与対象外のカードも多いので、ポイント目的でチャージする場合は、カードがポイント付与対象かどうかをよく確認しておきましょう。2023年4月時点でファミペイチャージでポイントが付与されるJCBブランドカードとしては、PayPayカード(1%)、マネックスカード(1%)などがあります。
2023年5月11日よりファミペイバーチャルカードがApple Payに対応しました。これによりiPhoneユーザーはファミペイへの高還元チャージが可能となりました。
参考記事:ファミペイ バーチャルカードがApple Payに対応、高還元チャージも可能に!
請求書払いのやり方【実演動画】
楽天ペイ、PayPay、ラインペイ、aupay、Famipayの請求書支払いの様子をYouTubeにアップしています。税金でも公共料金でもやり方は同じです。
▼楽天ペイ
固定資産税を支払っている様子を実演しています(記事冒頭で紹介した動画と同じものです)。
▼PayPay
この動画を撮影したときは0.5%のPayPayボーナスが付与されていましたが、2022年4月よりボーナス付与されなくなりました。
▼LinePay
▼au PAY
この動画を撮影したときは決済時に0.5%のポイントが付与されていましたが、現在は付与されなくなりました。
▼Famipay
コメント 初めてのコメントは承認後に表示されます
比較表が最新でわかりやすく、参考にさせていただきました。一点だけ注意すべきなのは、ソフトバンクまとめて支払いでPayPay請求書払いする場合、チャージ額がPayPayマネーライトとなるらしく、その場合は「民間企業以外の」請求書払いに使えないようです。
本記事の趣旨の一つである税金支払いには使えませんでした。PayPayはこういったチャージ後に使えないというシーンに何度も出会ったことがあり、やっぱりauPayの方がいいかと思います。
ヨネさま、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、4月から地方税など自治体が発行する納付書については「PayPayマネー」のみとなり、ソフトバンクまとめて支払いでチャージした残高は使えなくなりましたね。。教えていただきありがとうございます。記事も修正予定です。