地方税(固定資産税・自動車税・住民税など)を少しでもお得に支払いたい方向けに、ポイント還元を受けられる支払い方法を解説します。
中には手間がかかる方法もあるため、還元率にこだわりすぎず、無理なくできる方法を選ぶのがおすすめです。
固定資産税・自動車税の支払い方法
固定資産税や自動車税の支払い方法としては下記の選択肢があります。
| 支払い方法 | 支払う場所 | 手数料 | ポイント還元 | 領収書 | 支払い上限額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 現金 | コンビニ・銀行・郵便局など | なし | なし | あり | コンビニは30万以下、金融機関等は上限なし |
| 口座振替 (自動引落し) | 一度手続きすれば翌年以降自動で引落とし | なし | なし | なし | なし |
| クレジットカード | 自宅 | あり | あり 最大1.5% | なし | 1,000万円未満 |
| スマホ決済 (請求書払い) | 自宅 | なし | あり (チャージ時) 最大2% | なし | 30万円 ※アプリごとに異なる |
| 電子マネー(nanaco/WAON) | コンビニ | なし | あり (チャージ時) 最大1.5% | あり | 5万円/枚 |
口座振替や現金での支払いも可能ですが、ポイント還元を受けることはできません。
少しでもお得に支払いたい場合は、「クレジットカード」「スマホ決済」「電子マネー」など、ポイントが還元される支払い方法を選びましょう。
キャッシュレスで納税した場合、領収書や納税証明書は発行されません。すぐに車検を受ける予定があるなど、納税証明書が早急に必要な場合は、コンビニや金融機関の窓口で支払うのが確実です。
クレジットカード
手数料
クレジットカード払いはポイント還元が受けられるメリットがありますが、納付金額に応じた手数料が発生するデメリットもあります。「ポイント還元率>手数料率」であれば手数料負けせずにお得に支払えます。
また、クレジットカードの利用実績(いわゆる“修行”)を積む目的や、入会キャンペーン・税金支払いキャンペーンを活用する手段としても有効です。
なお、手数料は以前は自治体ごとに異なっていましたが、2023年4月1日より「地方税お支払サイト」が導入され、全国一律の料金体系に統一されました。
▼クレジットカード納付手数料(システム利用料)
| 納付金額(税込) | 手数料(税込) |
|---|---|
| 1円~10,000円 | 40円 |
| 10,001円~20,000円 | 123円 |
| 20,001円~30,000円 | 205円 |
| 30,001円~40,000円 | 288円 |
| 40,001円~50,000円 | 370円 |
| 以降、10,000円増加ごとに | +82~83円 |
システム利用料試算
手数料は0.4~0.8%程度のため、還元率1%以上のカードで支払えば、「ポイント還元>手数料」となり、お得に支払うことができます。
例えば65,000円を支払う場合、手数料は535円です。還元率1%のクレジットカードなら650円相当が還元されるので、差し引き115円(650円-535円)のお得になります。
支払い方法
クレジットカードで支払う場合は、「地方税お支払サイト(全国共通)」をパソコンまたはスマートフォンから利用します。納付書をコンビニに持参してクレジットカードで支払うことはできません。
- 1.地方税お支払サイトにアクセス
- 公式サイト:https://www.payment.eltax.lta.go.jp
- 2.QRコードを読み取る/番号を入力
- スマホまたはパソコンのカメラで「eL-QR(QRコード)」を読み取るか、「eL番号」を手動で入力します(カメラで読み取る場合は、カメラへのアクセスを許可してください)
- 3.納付内容を確認する
- 読み取りに成功すると、画面に納税額・納付先などの情報が表示されます。支払い方法の選択画面で「クレジットカード」を選び、メールアドレスを入力して進みます。(この画面で手数料を確認できます)
- 4.クレジットカード情報を入力して支払う
- 手数料や個人情報の取り扱いに同意をして、クレジットカード情報を入力し、支払いを実行します。VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubの国際ブランドが対応しています。支払い完了後、確認メールが届きます。
税金払いで得するカード・損するカード
税金払いで還元率1%以上のカード
還元率1%以上のカードで支払えば手数料負けすることなくお得に支払うことができます。下記は税金払いでも1%以上の還元を受けることができるカードです。
| カード名 | 年会費 | 還元率 | ポイント | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| V NEOBANKデビット | 無料 | 1.5% | Vポイント | 月1,000円以上利用でポイント付与 |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円 ※年間100万利用で年会永年無料 | 0.5%〜1.5% | Vポイント | 通常0.5%、年100万利用1.5% 👉参考記事 |
| エポスゴールドカード | 5,500円 ※年間50万利用or招待で永年無料 | 0.5%〜1.5% | エポスポイント | 通常0.5%、年50万利用1%、年100万利用1.5% 👉参考記事 |
| リクルートカード | 無料 | 1.2% | リクルートポイント | |
| au PAYカード | 無料 | 1% | Pontaポイント | 👉参考記事 |
| Amazon Mastercard | 無料 | 1% | Amazonポイント | |
| Likeme by saison card | 無料 | 1% | 割引 | ポイントではなく請求額から割引 |
| Orico Card THE POINT | 無料 | 1% | オリコポイント | |
| P-oneカード<Standard> | 無料 | 1% | 割引 | |
| ローソンPontaプラス | 無料 | 1% | Pontaポイント | 👉参考記事 |
| JCB CARD W | 無料 | 1% | J-POINT | 39歳以下のみ申込み可能 |
| イオンカード | 無料 | 0.5%〜1% | WAON POINT | 通常0.5%、毎月10日1% |
| Ponta Premium Plus | 初年度無料、2年目以降2,200円 ※年間5万円以上利用で無料 | 1% | Pontaポイント | 7月・12月は月間10万円以上で1.5%、20万円以上で2.0% |
税金払いで還元率が低下するカード
一部のカード(クレジットカード・デビットカード)では、税金払いは通常よりも還元率が低く設定されています。下記は税金払いで還元率が下がるカードの一例です。
| カード名 | 基本還元率 | 公共料金・税金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 1% | 0.2% | カード利用ポイントの還元率が異なる利用先 |
| dカード | 1% | 0.5% | 一部利用先におけるポイント還元率の見直し |
| PayPayカード | 1% | 0.5% ※26年6月2日から | 👉参考記事 |
| セゾンカード | 0.5% | 0.25% | ポイント還元率が異なる利用 |
| デビットカード Point+ | 1.2~2.0% | 0.3% | 一部利用先における ポイント還元率 |
| カテエネBANKデビット | 1.0~2.0% | 0.3% | ポイント還元率が異なる一部利用用途 |
| 第一生命NEOBANKデビットPremium | 1.5% | 0.3% | 対象外取引(還元率0.3%) |
スマホ決済(請求書払い)
納付書に印字されたバーコードやQRコードをスマホアプリ(PayPay・楽天ペイなど)で読み取るだけで、自宅から手軽に支払いができます。納付書に「QRコード」や「eLマーク」があれば利用可能です。
支払い時には基本的にポイント還元はありませんが、チャージ時にポイント還元を受けることができます。

※コンビニ店頭レジでは請求書払いで支払うことはできません
請求書払いのポイント還元率(比較表)
以前は、請求書払いによる税金の支払いでポイント還元が受けられるケースもありましたが、現在では、どのコード決済でも税金支払い時のポイント還元は基本的にありません。
ただし、チャージ時にポイントが還元される場合は、チャージ方法を工夫することで、実質的に高還元で税金を支払うことができます。
| 楽天ペイ | auPAY | FamiPay | PayPay | d払い | |
|---|---|---|---|---|---|
| 決済手段 | 楽天ポイント 楽天キャッシュ | auPAY残高 | FamiPay残高 ファミペイ翌月払い | PayPayマネーPayPayクレジット | d払い残高 |
| チャージ時 還元率 | 最大2.5% | 最大1.5% | 最大1% | × | × |
| 決済時 還元率 | なし | なし | 1件10ポイント | なし | なし |
| 合計還元率 (チャージ+決済) | 最大2.0% | 最大1.5% | 最大1% +10P | 0% | 0% |
| 備考 | 一部の請求書ではポイント利用不可 | たぬきの抽選会の対象 | 支払い金額に関わらず、1件につき10P付与 | PayPayステップのカウント対象 | ポイント還元の面ではメリットなし |
チャージルート・還元率をかんたん確認
① 使いたい決済サービスを選んでください
詳細は下記記事で解説しています
参考記事:請求書払いのポイント還元率比較、お得なスマホ決済を徹底解説
電子マネー
納付書のバーコード部分をコンビニのレジで読み取ってもらい、電子マネー(nanaco、WAON)で支払う方法です。コンビニに行く必要がありますが、「領収書」を受け取ることができます。
税金をnanacoやWAONで支払う際、支払い時のポイントは還元はありませんが、チャージ時にポイントを貯めることができます。
| nanaco | WAON | |
|---|---|---|
| 利用店舗 | セブンイレブン | ミニストップ |
| チャージ時のポイント還元 | 最大1.5% | 最大1.5% |
| 支払い時のポイント還元 | なし | なし |
| チャージ上限 | 5万円/枚 ※1日3万円まで | 5万円/枚 |
| 支払い上限 | 25万円 ※1回の支払いで最大5枚 ※超過分は現金併用可 ※複数枚利用は操作が面倒 | 5万円 ※1回の支払いでカード1枚のみ ※超過分は現金併用可 |
| 領収書 | あり | あり |
| 手数料 | なし | なし |
WAONでは支払えない納付書もあるため、納付書のバーコード番号(91から始まる6桁の番号)を確認し、WAON支払い対象か事前に確認を!


>>最新の対象の番号はここから確認できます(ミニストップ公式サイト)
具体的には下記のようなルートでnanacoやWAONへチャージするとチャージ時にポイントを貯めることができます。
nanaco・WAONチャージでポイントを貯めるルート
| カード名 | ルート | 備考 |
|---|---|---|
| セブンカードプラス | セブンカードプラス(0.5%)→nanaco(0%)→セブンイレブンで支払う【合計0.5%還元】 | iPhone、Android、nanacoカードで可 |
| イオンカードセレクト | イオンカードセレクトでオートチャージ(0.5%)→WAON(0%)→ミニストップで支払う【0.5%還元】 | iPhone、Android、WAONカードで可 |
| V NEOBANKデビット | V NEOBANKデビット(1.5%)→nanaco/WAON(0%)→セブンイレブン/ミニストップで支払う【1.5%還元】 ※Apple Pay経由 | 月1,000円以上利用でポイント付与 |
| リクルートカード Mastercard | リクルートカード(1.2%)→nanaco/WAON(0%)→セブンイレブンで支払う【1.2%還元】 ※Apple Pay経由 | JCBはポイント対象外 |
| PayPayカード JCB/Mastercard | PayPayカード(1.0~1.5%)→nanaco/WAON(0%)→セブンイレブン/ミニストップで支払う【1.0~1.5%還元】 ※Apple Pay経由 | 通常1%、ステップ達成1.5% ※26年6月2日から対象外👉参考記事 |
| ローソンPontaプラス | ローソンPontaプラス(1.0%)→nanaco/WAON(0%)→セブンイレブン/ミニストップで支払う【1.0%還元】 ※Apple Pay経由 | 👉参考記事 |
| auPAYプリペイドカード | クレジットカード(最大1.5%)→au PAY(0%)→nanaco/WAON(0%) →セブンイレブン/ミニストップで支払う【合計1.5%】 ※Apple Pay経由 | auPAYチャージでポイント付与対象カード |
| ファミペイバーチャルカード | クレジットカード(最大1.5%)→ファミペイ(0%)→nanaco/WAON(0%)→セブンイレブン/ミニストップで支払う【合計1.5%】 ※Apple Pay経由 | ファミペイチャージでポイント付与対象カード |
チャージルート・還元率をかんたん確認
① 使いたい電子マネーを選んでください
どれくらいお得?納税額別ポイント還元の目安
下記の表は、納税額と還元率に応じて、実際にどのくらいのポイントが還元されるかを示した一覧です。
| 納税額 | 0.5% 還元 | 1% 還元 | 2% 還元 |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 50円 | 100円 | 200円 |
| 3万円 | 150円 | 300円 | 600円 |
| 5万円 | 250円 | 500円 | 1,000円 |
| 10万円 | 500円 | 1,000円 | 2,000円 |
| 20万円 | 1,000円 | 2,000円 | 4,000円 |
| 30万円 | 1,500円 | 3,000円 | 6,000円 |
| 50万円 | 2,500円 | 5,000円 | 10,000円 |
| 100万円 | 5,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
納税額が3万円以下の場合、2%還元でも還元額は数百円程度ですが、20万円以上になると還元率0.5%でも1,000円以上のポイントが還元されます。納税額が多い方にとっては、多少手間をかけてでもお得な支払いルートを活用する価値があるでしょう。
一方、納税額が少ない場合は、手間をかけるよりもサクッと支払ってしまうほうがストレスも少なくておすすめです。ポイント還元はありませんが、「PayPay」や「d払い」のような身近な決済で手軽に済ませるのもよい選択肢だと思います。
雑記
普段からポイ活をしている方にとっては、高還元チャージルートもそれほど難しく感じないかもしれませんが、ポイ活に慣れていない方にとっては「思った以上に複雑で面倒!」と感じた方もいると思います。
還元率は高くても手順が複雑だったり、条件が細かい方法もあるため、還元率だけを追い求めるのではなく、自分にとって無理なくできる支払い方法を選ぶのがよいでしょう。
ご不明な点があれば、お気軽にコメント欄でご質問ください。
近いうちにこの記事の内容は動画でも解説する予定です。

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