住信SBIネット銀行には「フルーツ支店(通常支店)」と「提携NEOBANK支店」の2種類があり違いがよくわからないと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの違いをわかりやすく解説します。
住信SBIネット銀行とNEOBANK
住信SBIネット銀行は、2007年に設立されたインターネット専業銀行です(住友信託銀行とSBIホールディングスの合弁)。
NEOBANKは、住信SBIネット銀行が2020年から展開する次世代型インターネットバンキングのブランド名で、自社サービスのほか、他の企業に銀行機能を提供する形でも使われています。なお、2025年10月からはNTTドコモグループの傘下となり、自社サービスのブランド名は「d NEOBANK」に変わっています。
| d NEOBANK(自社/本家) | ○○NEOBANK(他社) | |
|---|---|---|
| 実態 | 住信SBIネット銀行の直接サービス | パートナー企業のブランドで提供 |
| 銀行免許 | 住信SBIネット銀行が保有 | 住信SBIネット銀行が保有 |
| 口座開設 | 直接開設 | 各パートナー企業経由 |
| 例 | d NEOBANK | JAL NEOBANK、ヤマダNEOBANKなど |
住信SBIネット銀行の支店の種類
大きく分けて「フルーツ支店(通常支店)」と「NEOBANK提携支店」の2種類があります。どちらも銀行の実体は住信SBIネット銀行ですが、利用できるサービスや特典が異なります。
- フルーツ支店 → 銀行そのもの(標準口座)
※現在は「d NEOBANK」ブランドで提供
※支店番号101〜109。106は「法人第一支店」として法人口座専用 - 提携NEOBANK支店 → 銀行機能+提携企業のサービス・特典(JAL NEOBANK、ヤマダNEOBANKなど)
両方の口座を開設して使い分けることも可能です(ただし、口座開設後1ヶ月間は別支店の開設ができません)。
フルーツ支店(通常支店)とは?
住信SBIネット銀行の公式サイトから直接口座開設すると割り当てられる、いわば「本家」の標準口座です。
イチゴ・ブドウ・ミカンなど、フルーツの名前がついた支店名であることから、「フルーツ支店」と呼ばれています。
- イチゴ支店:101
- ブドウ支店:102
- ミカン支店:103
- レモン支店:104
- リンゴ支店:105
- バナナ支店:107
- メロン支店:108
- キウイ支店:109
フルーツ支店は原則として1人1つのみ保有可能です。どの支店になるかは選べません。口座開設時に自動的に振り分けられます。
NEOBANK提携支店とは?
住信SBIネット銀行がパートナー企業と連携して提供する支店(V NEOBANK、JAL NEOBANKなど)です。
フルーツ支店との併用も可能で、目的に応じて複数の提携NEOBANK口座を持つこともできます。
各支店は専用アプリからのみ利用でき、住信SBIネット銀行の公式WEBサイトやアプリからはアクセスできません。ただし、どの支店も同じ銀行システムがベースになっているため、操作感はフルーツ支店と大きく変わりません。
2026年4月時点の情報です。
| 支店番号 | 支店名 | サービス名 |
|---|---|---|
| 201 | JAL支店 | JAL NEOBANK |
| 202 | ツツジ支店 | アルバルク東京NEOBANK |
| 203 | Vポイント支店 | V NEOBANK |
| 204 | ヤマダネオバンク支店 | ヤマダNEOBANK |
| 205 | おうちバンク支店 | おうちバンク |
| 206 | SBIレミット支店 | SBIレミットNEOBANK |
| 207 403 | イルカ支店 クジラ支店 | SBI証券NEOBANK |
| 209 | タカシマヤ支店 | 高島屋NEOBANK |
| 303 | 第一生命支店 | 第一生命NEOBANK |
| 304 | ファイターズ支店 | F NEOBANK |
| 305 | リノシー支店 | RENOSY BANK |
| 306 | ノムコム支店 | ノムコムNEOBANK |
| 307 | みらいバンク支店 | みらいバンク |
| 308 | 京王NEOBANK支店 | 京王NEOBANK |
| 309 | マツイ支店 | MATSUI Bank |
| 402 | 三井住友信託支店 | 三井住友信託NEOBANK |
| 403 | クジラ支店 | SBI証券NEOBANK |
| 404 | SBIFXトレード支店 | SBI FXトレードNEOBANK |
| 405 | ライブドア支店 | ライブドアバンク |
| 408 | ヘーベル支店 | ヘーベルNEOBANK |
| 501 | ゆたかバンク支店 | ゆたかバンク |
| 502 | 中電カテエネ支店 | カテエネBANK |
| 503 | FANY支店 | FANY BANK |
| 504 | 東宝ハウス支店 | TOHO HOUSE NEOBANK |
これだけ多くの提携支店が存在するのは、住信SBIネット銀行が自社の銀行システムを他の企業に提供する「BaaS(バース/Banking as a Service)」という仕組みを採用しているためです。JALやヤマダ電機などの企業が銀行免許を持たなくても、自社ブランドの銀行サービスを展開できます。
SBIハイブリッド預金の利用について
SBIハイブリッド預金とは、住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させた預金サービスです。多くの提携NEOBANK支店でも利用可能ですが、、全口座を通じて1口座のみ利用できます。
フルーツ支店と提携NEOBANKの違い
主な違いは下記のとおりです。
| 比較項目 | フルーツ支店(通常) | 提携NEOBANK |
|---|---|---|
| 位置づけ | 銀行本体の口座 | 企業と連携した提携口座 |
| 代表支店名 | イチゴ・ブドウなど | V NEOBANK、ヤマダNEOBANKなど |
| アプリ | 住信SBIネット銀行アプリ | 専用アプリ |
| WEBサイト | 可能(WEB・アプリ両対応) | 不可(専用アプリのみ) |
| SBIハイブリッド預金 | 利用可 | 多くの支店で利用可 |
| 独自ポイント | スマプロポイント | 各社独自(JALマイル、Vポイントなど) |
| 向いている用途 | メイン口座 | サブ・お得活用 |
デビットカード
フルーツ支店のデビットカード Point+ は基本還元率1.25%と高還元ですが、提携NEOBANK支店の中にはさらに還元率の高いカードもあります。
例えばV NEOBANKデビットは、預金残高などの条件なしにすべての決済で1.5%還元です。ただし、プラスチックカードは発行されず、スマホアプリ完結のバーチャルカードのみとなります。このカード目当てにVポイント支店を開設する人も多いのではないでしょうか。
| デビットカード Point+ (フルーツ支店) | V NEOBANKデビット (Vポイント支店) | |
|---|---|---|
| 基本還元率 | 1.25% | 1.5% |
| 預金残高で還元率アップ | 200万円以上→1.5% 500万円以上→1.75% 1,000万円以上→2.0% ※前月末残高で翌月の還元率決定 | なし ※残高に関係なく1.5% |
| 貯まるポイント | スマプロポイント | Vポイント |
| リアルカード | 発行可能(発行手数料1,100円) | 発行不可(スマホデビットのみ) |
| スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay対応 iD対応 | Apple Pay・Google Pay対応 iDはApple Payのみ対応 |
| 完全対象外(0%) | 海外ATM現地通貨引き出し / 各種手数料・年会費 / 10円未満の決済 / 米ドル決済 | 海外ATM現地通貨引き出し / 各種手数料 / 月間利用1,000円未満 |
| 0.3%還元に下がる利用先 | 鉄道 / 公共料金(電気・ガス・水道・NHKなど)/ 各種税金・国民年金・国保 / 病院・診療所 / 非営利団体への会費・寄付 | なし ※条件を問わず一律1.5% |
どちらを選ぶべき?
特定の提携NEOBANKを使いたい目的がある場合は、その口座を開設するのが自然な選択です。一方、特にこだわりがなければ、まずフルーツ支店を開設しておくのが無難です。
- フルーツ支店がおすすめ → 特に支店のこだわりがない人、PCでも操作したい人
- 提携NEOBANKがおすすめ → JALマイルやVポイントなど特定のポイントを貯めたい人、その支店のサービスにメリットを感じる人
なお、どちらか一方に決める必要はありません。フルーツ支店をメイン口座にしつつ、提携NEOBANKをサブとして使い分ける活用方法もあります。
個人的には、WEBサイトで操作できる点がフルーツ支店の大きなメリットだと感じています。私自身は普段の取引はスマホで済ませることがほとんどですが、明細を細かく確認したいときにはPCでチェックしています。WEBの明細画面は見やすく、使い勝手もよくできています。
2026年8月に銀行名が変わる
NTTドコモ・三井住友信託銀行・住信SBIネット銀行の3社は、住信SBIネット銀行の商号を2026年8月3日(月)から「株式会社ドコモSMTBネット銀行」に変更することを決定しました。

わかりにくい名前です。今までのほうがよかったです…
背景には、2025年10月1日に住信SBIネット銀行がNTTドコモの連結子会社となり、ドコモと三井住友信託銀行による共同経営体制となったことがあります。
なお、金融機関コード・支店番号・支店名の変更はなく、既存ユーザーが特別な手続きをする必要はありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新名称 | ドコモSMTBネット銀行 |
| 変更時期 | 2026年8月予定 |
| 口座番号 | 変更なし |
| 支店名 | 変更なし |
| サービス | 基本そのまま |
| 注意点 | 振込時の銀行名のみ変更 |
雑記
私はフルーツ支店を長年メイン口座として使っていますが、数年前にキャンペーンをきっかけに第一生命NEOBANK支店も開設し、現在は2つの口座を持っています。
ポイ活やキャンペーン好きの方はすでに複数の支店口座を持っているケースも多いと思いますが、そうでなければ口座をむやみに増やす必要はないと思います。
PCでも取引・閲覧をするのであれば、フルーツ支店一択です。提携NEOBANKは基本的にスマホアプリからしか操作できないため、PCでも操作したい人には不向きです。逆に、スマホだけで完結するなら、フルーツ支店にこだわらず自分の目的に合った提携NEOBANKを選ぶのがよいと思います。

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