auPAYプリペイドカードから電子マネーチャージでのポイント付与がついに終了となりました。いつ終了しても不思議はないと思っていましたが、いざ終了となると残念です。
ポイントが付かなくなるのは残念ですが、チャージ自体は今度もできるので、引き続きauPAYプリペイドカードを使う価値はあります。
11/1~ ポイント加算停止について
2022年10月7日に下記のお知らせがauPAYアプリに届きました。
要点をまとめると下記のようになります。
11/1からauPAYプリペイドカードでの下記決済はポイント付与対象外
- モバイルPASMO
- nanaco
- WAON
- Revolut
※Apple Pay、Google Pay経由のチャージ含む
これまではauPAYプリペイドカードから『モバイルPASMO、nanaco、WAON、Revolut』へのチャージで0.5%還元されていましたが、11/1からは還元対象外(0%還元)となります。
図解するとこんな感じです👇
モバイルSuica、Apple PayのSuicaへのチャージはすでに数年前からポイント付与対象外となっていたので、他の電子マネーもいずれ還元対象外となることは予想していました。そのため、今回の改定内容は想定内であり、そこまで驚くようなことではありません。
むしろ、改定内容が事前に正式発表され、『チャージはできるけど、ポイントが付与されくなる』という内容だったので親切だと思いました。最悪なのはチャージ自体ができなくなることです(過去にはRevolutへのチャージが一時不可になったことがあります)…。それは今回は免れました。
今回の発表で、チャージできることが明文化されている点については朗報ではないかと思います。
auPAYプリペイドカードはまだまだ使えます!
改定後は0.5%のポイント付与はなくなりますが、電子マネーなどへのチャージ自体はできるのでauPAYプリペイドカードの存在価値は今後もあります。
下記で紹介する内容はauPAYとauPAYプリペイドカードの両方があるからこそできるのであって、PayPayなど他のPay系サービスではできません。
nanaco・WAONへ高還元でチャージができる
還元率1%のカードでau PAYチャージすれば、au PAYプリペイドカードを介して1%還元でnanacoやWAONにチャージできます。
エポスゴールドや三井住友ゴールドNLカードを利用すれば、nanaco/WAONへ最大1.5%還元でチャージできます。nanacoやWAONをよく使う人にとってはこれだけの還元率でチャージできるのは今後も重宝します。
詳細は後述します。
リアルカードやQUICPay/Mastercasdコンタクトレス決済が使える
auPAY残高とauPAYプリペイドカード残高は共通です。auPAYコード決済が利用できない実店舗ではauPAYプリペイドカードのリアルカード(オレンジカード)やQUICPay・Mastercasdコンタクトレス決済をすることができ、ポイント2重取り(残高チャージ&決済)もできます。
auPAYプリペイドカードのタッチ決済・QUICPayのやり方については下記記事を参考にしてください。
参考記事:auPAY プリペイドカードの使い方、メリット・デメリット
auPAY残高をネットショッピングで使える
auPAY残高とauPAYプリペイドカード残高は共通なので、auPAY残高をネットショッピング(Amazonなど)で使うことができ、ポイント2重取り(残高チャージ&決済)もできます。
クレジットカード修行に使える
一部のクレジットカードは年間で一定額を利用すると、翌年以降は年会費が永年無料になります。
例えば三井住友ゴールドNLの場合は、年間100万円利用すると翌年以降の年会費が無料になります。年会費無料の条件である年間100万円利用することを「修行」と呼びます。
三井住友ゴールドNLからauPAYへのチャージは100万円修行の対象にもなり、ポイントも貯まります。
※auPAYへチャージできるのはMastercasdブランドのみ
auPAYにチャージした残高はauPAYプリペイドカードを介してSuica、PASMO、nanaco、WAONなどへのチャージ、実店舗やネットショッピングなど様々な用途で利用できます。
- 三井住友ゴールドNL(0.5%)→ au PAY(0%)→nanaco/WAONなど 0.5%還元&修行対象
- 三井住友ゴールドNL(0.5%)→ au PAY(0.5%)→実店舗、ネット決済など 1%還元&修行対象
- 三井住友ゴールドNL (0%) → nanaco/WAONなど ポイント対象外&修行対象外
三井住友カード(Mastercasd)からApple Pay経由でSuica、PASMO、nanaco、WAONへ直接チャージすることはできますが、100万円修行対象外かつポイント付与対象外です。
auPAYプリペイドカードを使ったチャージルート
改定後の具体的なチャージ方法・還元率を解説していきます。
nanaco・WAON・PASMOへのチャージ
1%還元のクレジットカードからauPAY残高にチャージをして、auPAYプリペイド(Apple Pay)を経由すればnanaco、WAON、PASMOにチャージすることができます。
1%還元クレカ (1%) → au PAY (0%) → nanaco/WAON/PASMO 合計1%
auPAYカードからauPAYへのチャージでは12月からポイントが付与されなくなりますが、dカードなどauPAYへチャージできるカードがあります。
参考記事:auPAYカードからauPAYへのチャージがポイント対象外に!
上記は1%還元クレカの例を紹介しましたが、エポスゴールドや三井住友ゴールドNLがあれば、最大1.5%還元でau PAYチャージができるので、nanaco、WAON、PASMOへも最大1.5%還元でチャージができます。
※エポスゴールド・三井住友ゴールドNLの基本還元率は0.5%ですが、年間100万円を使うことで1万円の還元が受けられる(1%還元)ので、年間100万円を使った場合の還元率は1.5%になります。
エポスゴールド/三井住友ゴールドNL (0.5~1.5%) → au PAY (0%) → nanaco/WAON/PASMO 最大1.5%
参考記事:【2.5%還元】エポスゴールドのメリットとお得な使い方
nanacoはイトーヨーカドーのハッピーデー、セブンイレブンで税金、保険料などの支払いができるため重宝します。ただし今後はauPAY支払いができる自治体の払込票は、0.5%還元のあるauPAYの請求書支払いのほうがnanacoで支払うよりも還元率が高くなります。
また、nanacoはセブンイレブンでPOSAカードを購入することができます。例えばnanacoで楽天ギフトカードを買って、楽天ペイで使えばさらに1%還元となります。
エポスゴールド/三井住友ゴールドNL (0.5~1.5%) → au PAY (0%) → nanaco(0%) →セブンイレブンで楽天ギフトカード→楽天ペイ(1%) 1.5%~2.5%
ミニストップではWAONでPOSAカードの購入ができるので、nanaco同様にWAONで楽天ギフトカードを購入して楽天ペイで決済をすれば1.5~2%還元になります。
ここまで面倒なことをやるのはごく一部の人だと思いますが…。
Revolutへのチャージ
Revolut(レボリュート)はチャージして利用するのでプリペイドカードに似ていますがデビットカードです。そのため、通常のプリペイドカードでは支払いができないガソリンスタンドや電話料金など定期支払いにも使えるメリットがあります。
参考記事:Revolutカードの使い方、メリット・デメリット
auPAYプリペイドカードを使うことでポイント2重取りができていましたが、今後はauPAYプリペイドカードでのポイントがつかなくなるため、ポイント2重取りはできなくなります。
ポイント還元率だけを考えるなら、今後はauPAYプリペイドカードを介さずにエポスゴールドや三井住友ゴールドNLから直接Revolutへチャージするのが楽です。
一方、ICチップ・タッチ決済非対応というauPAYプリペイドカード(リアルカード)のデメリットを補うためにRevolutへチャージをして、実店舗でRevolutカードで支払う用途としては今後も使えます。
ただし、これまでチャージで付与されていた0.5%還元がなくなります。今後もチャージで0.5%還元がほしい場合は、Revolutの代わりにB/43を使うのがよいでしょう。
B/43・Mixi Mへのチャージ
B/43(ビー ヨンサン)とMixi M(ミクシィ エム)は事前にチャージして使うタイプのプリペイドカードです。どちらも日本の会社が運営しているので安心感があります。
B/43は実店舗で使えるリアルカードもあるので、auPAYプリペイドカードのデメリット(ICチップなし・タッチ決済非対応)を補うこともできます。
参考記事:B/43のメリット・デメリットや使い方
Mixi Mは過去にリアルカードが発行されましたが、現在は発行停止となっています。
私はMixi Mのリアルカードを持っているので重宝しています。リアルカードの発行が再開されればMixi Mの利便性がさらに上がります。
今回の改定内容ではB/43とMixi Mへのポイント付与については言及がなかったので、チャージでこれまで通りポイントが付与されると思われます。ただし、将来的にはポイント付与対象外となる可能性もあります。
1%還元クレカ (1%) → au PAY(0.5%) → B/43・Mixi M (0%) → Suica/PASMO 1.5%
B/43はリアルカードでの決済、Mixi MはApple Payに登録すればQUICPayやJCBコンタクトレス決済もできます。
エポスゴールドや三井住友ゴールドNLを使えば最大2%還元となります。
エポスゴールド/三井住友ゴールドNL (0.5~1.5%) → au PAY (0.5%) →B/43・Mixi M (0%)→ Suica/PASMO 1~2%
B/43はApple Payに対応していないのでB/43からnanaco、WAONへチャージすることはできませんが、SuicaやPASMOへはモバイルSuicaアプリやモバイルPASMOアプリからチャージすることができます。
Mixi MはApple Payに対応しており、Apple Pay経由でSuicaとPASMOにチャージできます。しかし、nanacoとWAONへはチャージできません(以前はできていました)。
まとめると、B/43とMixi MはSuicaとPASMOへのチャージはできますが、nanacoとWAONへのチャージはできません。
auPAY関連の改悪が続いていますが、12月に期待…
つい先日auPAYカードからauPAY残高へのチャージがポイント付与対象外になるという驚きの発表があったばかりです。
参考記事:auPAYカードからauPAYへのチャージがポイント対象外に!
個人的には、今回の『auPAYプリペイドカードの電子マネーへのポイント付与終了』はいつか終わると思っていたのでそこまでの驚きはありませんでした。むしろ、チャージがストップされなかったのは朗報にも思います。
とはいえ、au関連の改悪が立て続けに発表されているので、今後も改悪が起こるのではないかという不安はあります。
auPAYの狸の大恩返しキャンペーンも今年の夏は開催されませんでしたし…。冬はあるとよいのですが…。
現段階で少し希望を持っているのは12月に新設される「auユーザーなら5%還元! 5のつく日+Pontaの日はau PAYでポイントがおトクにたまる!」という企画です。下記ニュースリリースの一番最後に掲載されています。
参考記事:au Ponta ポータル開始【KDDIニュースリリース】
5がつく日かPontaの日に対象加盟店での買い物がauユーザーは5%還元、UQユーザーは3%還元になるというものです。対象加盟店がどこなのか次第ですが、auユーザーなので少し期待しています。
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