三井住友Oliveのメリット・デメリット、使ってみてわかったこと徹底解説！

三井住友グループの新サービスOlive（オリーブ）が注目されています。Oliveアカウントを開設することで、銀行サービスだけでなく、クレジットカード、デビットカード、ポイント払い、さらには証券や保険も一つのアプリで一元管理できます。

私は三井住友銀行を長年使っていて、銀行アプリも使いやすく気に入っていたので、Oliveアカウントを開設して（既存口座から切替え）Oliveを利用しています。

本記事では、Oliveアカウントのメリット・デメリット、使い方、実際に使ってみた感想を解説します。

Oliveとは？

Olive（オリーブ）は三井住友の銀行口座、カード決済、ポイント、保険・証券などの機能を1つのアプリでまとめて管理できるモバイル総合金融サービスです。

Oliveアカウントを開設すれば、以下4つの機能を1つのアプリでまとめて管理できます。

Oliveアカウントを開設すると1枚で4役（キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払い）のマルチナンバーレスカードが届きます。このカードのことをOliveフレキシブルペイと言います。

Oliveフレキシブルペイについては下記動画で詳しく説明しています。設定やお店で使っている様子もありますので参考にしてください。

上記動画内で対象コンビニ・飲食店で最大15％還元と解説していますが、現在は最大20％還元です（スマホタッチ決済が5％→7％、Vポイントアッププログラムが5％→8％にアップしたため）。詳細は本記事後半で説明しています。

クレジット機能はつけたくなくてもOliveアカウントに申し込むと自動的にクレジット機能（クレジットカード発行）もついてきます。ただし、18歳未満の人やクレジット審査に落ちた人はクレジット機能はつきません。

クレジット機能はVISAブランドのみです。

Oliveフレキシブルペイはアプリで簡単に「クレジット・デビット・ポイント払い」の支払いモードを切り替えることができます。複数のカードを持つ必要がなく、すっきりと整理することができます。

＞＞Oliveアカウントの詳細・申込はこちら

※カード番号はデビットモード、クレジットモード、ポイント払いモードすべて共通です

フレキシブルペイのカードランクや三井住友カード（NL）との違い

Oliveフレキシブルペイには「一般・ゴールド・プラチナプリファード」の3種類のランクがあります。

フレキシブルペイ	一般	ゴールド	プラチナプリファード
年会費	永年無料	初年度無料 5,500円（税込）	初年度無料 33,000円（税込）
年会費優遇/継続特典	－	・年間100万以上の利用で翌年以降永年無料 ・年間100万以上の利用で1万ポイント付与	年間100万円の利用ごとに 1万ポイントプレゼント(最大4万ポイント)
国際ブランド	Visa	Visa	Visa
SBI証券クレカ積立	＜年間カード利用額＞ ・10万円以上：0.5％ ・10万円未満：0％	＜年間カード利用額＞ ・100万円以上：1.0％ ・10万円以上：0.75％ ・10万円未満：0％	＜年間カード利用額＞ ・500万円以上：3.0％ ・300万円以上：2.0％ ・300万円未満：1.0％
ポイント還元率(クレジット)	0.5％	0.5％	1.0％
ポイント還元率( デビット )	0.5％	0.5％	1.0％
ポイント還元率(ポイント払い)	0.25％	0.25％	0.25％
Ｖポイントアッププログラムを既存サービスと組み合わせた還元率	最大20％ポイント還元	最大20％ポイント還元	最大20％ポイント還元

フレキシブルペイは三井住友カード（NL）やプラチナプリファードとよく似ています。フレキシブルペイが三井住友カード（NL）と異なる点は下記の通り。

三井住友カード ゴールド（NL）で年間100万円以上利用して年会費永年無料の人は、Oliveフレキシブルペイ ゴールドを年会費永年無料にて持つことができます（クレジットモードの審査を通過した場合）。対象期間は2024年2月29日までです。詳しくはこちらで確認できます。

フレキシブルペイのカードは1人1枚しか持てないので、例えば、一般とゴールドの2枚持ちなどはできません。

また、ランクの異なるカードへの切り替え（例：一般からゴールド）はできません。カードランクを変更したい場合は、現在のOliveフレキシブルペイを解約して、新規申込をする必要があります。

公式サイト：Oliveフレキシブルペイ

Oliveアカウントの開設方法

Olive（オリーブ）を利用するためにはOliveアカウントを開設します。Oliveアカウントを開設すると、Oliveフレキシブルペイ（4つの機能を持つマルチナンバーレスカード）が発行されます。

Oliveアカウント開設は三井住友銀行のスマホアプリから行います。

★三井住友銀行口座を持っていない人
アプリトップ画面の「Oliveアカウントを申し込む（口座開設）」から申し込みます。本人確認書類提出や写真撮影の必要がありますが、すべてアプリで完結します。

★三井住友銀行口座を持っている人
三井住友銀行口座アプリにログインすると、「Oliveアカウントに切替」という表示がでており、ここから申し込むことができます。

私は三井住友銀行口座を保有していたので「Oliveアカウントに切替」から申し込みました。

アプリ画面の指示に従って申し込みます。

Oliveフレキシブルペイには「一般・ゴールド・プラチナプリファード」の3種類がありますが、私は一般に申し込みました！

カードデザインはパステルグリーンを選びました。

デビットモードとポイント払いモードはすぐに使えるようになりましたが、クレジットモードは「審査中」となりました。

フレキシブルペイを申し込むとクレジットカードの申込みも同時に行われます。クレジットの審査に落ちた場合はクレジットモードは使えず、デビットモードとポイント払いモードが使えます。

申し込みから2日後にクレジット審査終了のメールが届き、クレジットモードが使えるようになりました。私のカード利用枠は200万円でした（利用枠の金額は人によって異なります）。

Oliveフレキシブルペイのクレジット審査が終わってクレジットモードが使えるようになりました！

3/5申込→3/7審査完了

三井住友銀行アプリとVpassアプリを開いたら自動的に連携できたみたいで特に設定とかしなくても使えるようになったみたいです🤔#三井住友オリーブ pic.twitter.com/Mo46fTsSlk

— スマっ子 (@SmakkoCashless) March 7, 2023

【Oliveアカウントへ切り替え後】
・口座番号はこれまでと同じ
・今まで利用していたSMBCデビットは使えなくなるので廃棄する

リアルカードは約1週間で届きました。申し込みからの流れは下記の通りです。
3/5銀行アプリから申し込み⇒3/7審査完了メール⇒3/10カード到着

表面はVISAマーク、タッチ決済マーク、ICチップのみのナンバーレスカードです。裏面にはSMBCマークと自分の氏名（ローマ）が印字されています。署名欄はありません。

裏面には磁気ストライプの線が見えないので磁気ストライプはついていないと思ったのですが、見えないだけで磁気ストライプはあります。そのため、タッチ決済やICチップに対応していないお店で支払う際には磁気ストライプをスライドさせて決済することもできます。

3種類の支払いモード比較

下記の3種類の支払いモードをアプリで切り替えることができます。そのため、1枚のカードで3種類の支払い方法ができます。

	デビットモード	クレジットモード	ポイント払いモード
年齢	0歳～	18歳以上 ※ゴールド・プラチナは満20歳以上	0歳～
支払い方法	即時払い	後払い	ポイント払い
支払い回数	1回のみ	1回払い、2回払い、分割払い・リボ払い・ボーナス払い	1回のみ
利用可能額	預金口座の残高および利用限度額の範囲内	利用限度額の範囲内（審査の結果による）	ポイント残高および利用限度額の範囲内
特典	Vポイント	Vポイント	キャッシュバック（Vポイント残高に加算）
ポイント還元率	一般/ゴールド：0.5％ プラチナプリファード：1.0％	一般/ゴールド：0.5％ プラチナプリファード：1.0％	0.25％
対象コンビニ・飲食店で＋6.5％還元/家族登録で最大＋5％還元	×	〇	×

コンビニ・飲食店など対象店舗で＋6.5％還元/家族登録で最大＋5％還元については後述しますが、クレジットモードのみが対象です。そのため、対象店舗で利用する際はクレジットモードでの利用がおすすめです。

カード or スマホでの支払い方法

「デビットモード」「クレジットモード」「ポイント払いモード」の3種類の支払いモードのうちどのモードで支払うかを支払い前に確認しておきます。支払いモードの変更は三井住友銀行アプリから行います。

アプリで選択した支払いモードで支払いが行われます。物理カードで支払う場合も支払いモードの設定はアプリでしかできません。

タッチ決済をする際に公式サイトでは「Visaで」「Visaをタッチで」とお店の人に伝えると書かれていますが、「クレジットカードで！」「クレジットカードのタッチで！」と伝えるのがよいと思います。

支払い方法	カードを端末に差込み/ 磁気ストライプをスライド	タッチ決済	iD決済
物理カード	〇 「クレジットカードで！」	〇 「クレジットカードで！」 「クレジットカードのタッチで！」	×
スマートフォン (Apple Pay/Google Pay)	×	〇 「クレジットカードで！」 「クレジットカードのタッチで！」	〇 「iDで！」

※iD決済をした場合は、設定中の支払いモードに関わらず、一律「デビットモード」による支払いとなります。

※ICチップに対応していないお店では磁気ストライプをスライドさせて読み取ります

設定している支払いモード（デビットモード等）をお店に伝える必要はありません。というより、伝えてはダメです。Oliveの支払いモードのことなどお店の人は知らないので理解してもらえず混乱するだけです。

スマホで支払うためには事前にApple PayやGoogle Payにカードを登録しておきます。Apple PayやGoogle Payについては下記記事を参考にしてください
参考記事：Apple Payの始め方・使い方を徹底解説
参考記事：Google Payの始め方・使い方(タッチ決済)を徹底解説

Apple PayやGoogle Payに設定すればスマホで支払いができるのでカードを持ち歩く必要がありません。私は物理カードは持ち歩きたくないので、カードは自宅保管して、支払いはスマホで行います。

スマホのタッチ決済のやり方は下記をみると理解できると思います。
参考記事：三井住友カードでスマホのタッチ決済をしている実演動画（コンビニ・ファミレスなど）

Oliveアカウントのメリット

Oliveアカウントを開設するかどうかは、下記のメリットが自分にとってメリットになるかどうかだと思います。私はそこそこのメリットを感じたのでアカウント開設しました。

1枚のカードで4つの機能＆1つのアプリで管理できる

１枚のカードに「クレジット」「デビット」「ポイント払い（プリペイド）」の支払い機能を搭載しているので、1枚のカードを持つだけよく、管理が楽です。

Oliveアカウントを開設すると三井住友銀行アプリのTOP画面で口座残高、クレジット利用額、Vポイントが一目でわかり、支払いモードの切り替えもアプリで簡単にできます。

三井住友の金融サービスを複数使っている人にとっては管理がしやすくて便利になります。

ただし、詳細設定（通知設定など）などをするにはクレジットモードはVpassアプリ、ポイント払いモードはVポイントアプリで行うため、すべてが三井住友銀行アプリ１つで完結するわけではありません。

基本特典

定額自動送金とは、あらかじめ指定した口座から、毎月指定した日に指定の金額を指定の振込先に自動的に振込を行うサービスです。これが振込手数料・取扱手数料ともに、何回でも無料です。要は、三井住友銀行から別の銀行口座への毎月の資金移動（家賃・月謝・仕送りなど）が何度でも手数料無料で利用できてしまうのです。

公式サイト：Oliveアカウント基本特典

私は上記サービスはほとんど利用しないのであまりメリットは感じませんが、振込みやATMを利用する人にとってはかなりのメリットになると思います。

選べる特典が毎月もらえる

Oliveでは毎月特典をもらうことができます。

特典は4つの中から毎月自由に選べます。

アカウントランクにあわせて最大2個まで特典を選べます。Oliveアカウントランクが一般またはゴールドランクの場合は１つ、プラチナプリファードの場合は2つまで選択可能です。

アカウントランク	一般	ゴールド	プラチナプリファード
選べる特典選択可能数	1個	1個	2個

※特典は月初3営業日～月末に三井住友銀行アプリから選択が可能、月末時点で選択している特典が翌月提供される

Oliveアカウントを申込んだ月と翌月については、Oliveアカウントのランクに関わらず2つまで選択可能です。私のカードは一般ランクですが、Oliveに申し込んだ月は下記画像のように2個選べました。

私は4つの特典の中では「給与・年金受取特典200ポイント」が一番魅力に感じます。この特典は「給与振込」や「年金振込」が明細にない場合でも対象になります！

公式サイトに『「給与振込」という明細がない場合でも、2ヵ月連続で1度に3万円以上の被振込がある場合、2ヵ月目は給与受取実績があるものとします』と記載されています。すなわち、Olive口座に3万円以上の振り込みがあればOKということです。例えば、個人事業主が取引先から振り込んでもらった金額も対象になるということです。そうなると対象者は意外と多いのではないかと思います。

給与・年金受取特典200Pの達成ができない人は、『1万円以上の残高があれば100Pもらえる』特典を選ぶのがお得だと思います。

『対象のコンビニ・飲食店でのＶポイントの還元率+1%』特典は対象コンビニ・飲食店でたくさん使う人はお得になります。月1万円利用で100P、月2万円利用で200P、、、といった具合に使えば使うほど還元されるポイントは増えます。私は対象店舗で月1万円も使わないのでこの特典は選びません。

公式サイト：Oliveアカウント選べる特典

Vポイントアッププログラムで最大＋8％還元

Ｖポイントアッププログラムでは三井住友グループの各サービスの利用状況によって、対象のコンビニ・飲食店（※）での利用時に最大8％のＶポイントが還元されます。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算対象とならない店舗があります。

最大8％還元の内容は下記の通りです👇

対象サービス	還元率	達成条件
Oliveアカウントの選べる特典	＋１％	Oliveアカウントの選べる特典で「Ｖポイントアッププログラム＋１％」を選択
Oliveアカウントの契約&アプリログイン	＋１％	Oliveアカウント契約＆三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリへ月１回以上ログイン
Oliveアカウント契約＆住宅ローン契約	＋１％	Oliveアカウントに契約＆住宅ローンの契約があること
SBI証券	＋0.5％	当月の投資信託の買付が1回以上あること
SBI証券	＋0.5％	当月の国内株式または米国株式の取引が1回以上あること
SBI証券	＋１％	当月末のNISA／つみたてNISA口座の保有資産評価額が30万円以上あること
SMBCモビット	最大＋1％	OliveアカウントおよびSMBCモビットを契約し、Oliveアカウント契約口座を支払い方法に登録して利用
住友生命	最大＋2％	「Vitalityスマート for Ｖポイント」に加入してVitality健康プログラムを実施。Vitalityステータスに応じてポイントアップ

私の場合は、達成できそうなのは「Oliveアカウント契約&アプリログイン（＋１％）」と「SBI証券の3つの条件（1.5％）」で＋2.5％還元。

私はSBI証券をメインの証券会社として利用しており、株取引などをやっているのでSBI証券の部分が達成できますが、投資をやらない人だとSBI証券の達成は難しいでしょう。

また、住宅ローン契約も一部の人に限られるので、「Oliveアカウントの契約&アプリログイン」で＋1％のみという人も多いのではないかと思います。

「Oliveアカウントの選べる特典（＋1％）」は選ぶだけなので達成は簡単ですが私は選びません。＋1％ということは対象店舗で1万円利用して100P 、2万円利用して200P、、、といった具合です。対象店舗で数万円単位を使う人なら得ですが、私は対象店舗でそんなに買い物はしないので、他の選べる特典を選びます（一般・ゴールドだと選べる特典は月1つだけ）。

Vポイントアッププログラムと合わせると最大20％還元

対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をすると＋6.5％還元、家族登録で最大＋5％還元となります。これに前述のVポイントアッププログラムの最大＋8％還元が上乗せされると対象のコンビニ・飲食店での利用時には最大20％のポイント還元となります。

Oliveフレキシブルペイ（一般、ゴールド）の対象店舗での還元率
通常還元ポイントに加えて、タッチ決済をすると加算ポイントがもらえます。現物カード差込やiD決済では加算ポイントはもらえません。

支払いモード	通常還元	Visa(リアルカードを差込み/スライド)	Visaのタッチ決済(リアルカード)	Apple Pay  Google Pay （iD）	Apple Pay  Google Pay  （Visaのタッチ決済）
クレジットモード	0.5％	－	＋4.5％還元	－	＋6.5％還元
デビットモード	0.5％	－	－	－	－
ポイント払いモード	0.25％	－	－	－	－

※加算ポイントはクレジットモードのみが対象。
（デビットモードは0.5％、ポイント払いモードは0.25％の通常のポイント分のみ）
※iD決済は加算ポイント対象外（デビットモードとなるため）

対象店舗で＋6.5％還元を受けるためには、クレジットモードでスマホでVisaのタッチ決済（リアルカードでタッチの場合は＋4.5％）をする必要があります。

関連記事：三井住友カード スマホのタッチ決済で7％還元！やり方も解説

対象のコンビニ・飲食店
セイコーマート、セブン‐イレブン、ポプラ、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店、すき家、はま寿司、ココス、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェ、かっぱ寿司

対象サービス	還元率	私の場合
通常還元率	0.5％	0.5％
対象のコンビニ・飲食店でスマホタッチ決済	6.5％	6.5％
家族の登録(1人につき＋1%)	最大5％	0％
Ｖポイントアッププログラム	最大8％	2.5％
合計	最大20％	9.5％

私の場合だと対象のコンビニ・飲食店でタッチ決済した場合9.5％還元になります。私はコンビニや飲食店はそんなに利用しないので、大きな恩恵は受けられませんが、コンビニや飲食店をよく利用する人だとメリットは大きいですね。

例えば家族でジョナサンに行けば5,000円位はかかりますよね。還元率8％だとしても400ポイント（5,000円×8％）、還元率15％なら750ポイント（5,000円×15％）も還元されます。普段コンビニやファミレスを使わない人でも年間を通して考えると数万円レベルで使うのではないかと思うので、バカにできません。

ＶポイントアッププログラムはOliveフレキシブルペイ以外のカードも対象
VポイントアッププログラムはOliveフレキシブルペイ以外にも多くの三井住友カードが対象です。

対象カードを持っていればVポイントアッププログラムの対象になるので、対象カードをもっている人はOliveフレキシブルペイを使わずに、三井住友カード（NL）などの対象カードで支払ってもVポイントアッププログラムの特典を受けることができます。

公式サイト：Ｖポイントアッププログラム

Oliveを使ってみたレビュー

約2週間フレキシブルペイ中心に使ってみましたが、全体的には使いやすいです。というか普通です。Oliveが複雑、ややこしい…などの口コミがありますが、基本的な使い方であればシンプルです。

三井住友銀行アプリはシンプルで使いやすく、Oliveフレキシブルペイは実店舗で問題なく使えました。

▼アプリでモードごとの還元率や支払い金額が表示されて見やすいです

三井住友のアプリ（VPASSアプリ、Vポイントアプリ）をこれまで使っていた人なら難なく使えると思います。銀行アプリを使うのが初めてだったり、三井住友アプリを使っていなかった人は最初にインストールや設定をする必要がありますが、そんなに複雑なものではありません。

Oliveを完全に使いこなそうとすると複雑な部分もありますが、銀行機能とフレキシブルペイ（カード）を使うだけなら複雑ではありません。

＞＞Oliveアカウントの詳細・申込はこちら

Oliveフレキシブルペイ

約2週間Oliveフレキシブルペイ中心に決済をしました。あえてフレキシブルペイを使うために、実験的にいろいろなモードで、リアルカードを使ったり、Apple PayやGoogle Payで使ったり、、、と様々な方法で約20決済しました。

Visaのタッチ決済（リアルカード、Apple Pay/Google Pay）、ICチップを差し込む決済（リアルカード）ではすべてのモードで問題なく決済できました。

Oliveが複雑でわかりにくい…などの口コミもありますが、それは以下のような稀なケースです。

ガソリンスタンドやホテルなどクレジットモードでしか支払えない場所でデビットモードやポイントモードに設定した場合や、返品をした場合、ネット決済、公共料金の支払いなどでは利用時と異なる支払いモードになることがあるようです。
ご利用上の注意(公式)：ご利用・返品時と異なる支払いモードに明細が表示されてしまう

銀行アプリだけでは使えない

「クレジットモード」「デビットモード」「ポイント払いモード」の3つを三井住友銀行アプリだけで管理できるというのがOliveの特徴ですが、設定などをする際には「Vpassアプリ（クレジットモード）」や「Vポイントアプリ（ポイント払いモード）」も必要です。

すべてを三井住友銀行アプリ1つでできるわけではなく、他のアプリとの連携が必要です。

ポイント払いモードでは、Vポイントアプリと連携していないとポイント残高の確認もできません。また、ポイントチャージはVポイントアプリから行います。

Vpassアプリとの連携は、私の場合はすでにVpassアプリを利用していたので特に設定などしなくても、適当にタップしたらあっという間に連携されました。

私はVpassアプリもVポイントアプリも使っていたのでスムーズにできましたが、VpassアプリやVポイントアプリを使っていない人は最初にアプリをインストールしたり設定したりする必要があります。

利用通知

メールへの利用通知はデフォルトで届く設定になっているので、何も設定していなくてもすべてのモードでメール通知がきました。

プッシュ通知に関しては各アプリでの設定が必要です。

Oliveフレキシブルペイの利用通知はモードごとに設定する必要があります。

設定をすればすべてのモードでメール通知とプッシュ通知の両方が届きます！#smbcolive pic.twitter.com/NKy9jU3EiS

— スマっ子 (@SmakkoCashless) March 20, 2023

一度設定するだけなので、それほど大変ではありません。プッシュ通知があるほうが安心なので私はすべてのモードでプッシュ通知をオンにしています。

メール通知もプッシュ通知もカード利用後すぐに（たいていは1分以内））届くので、設定しておけば万一不正利用をされた場合にもすぐに気づけて安心です。

Oliveのデメリット

Oliveアカウント開設について
人によってはデメリットがメリットになったり、メリットがデメリットになったりするので一概には言えませんが、アカウントを作る上でデメリットと考えられるのは下記２点です。

上記2点に関しては私はデメリットには感じませんが、クレジットカードを作りたくない人や紙の通帳を手元に置いておきたい人にとってはデメリットとなります。上記2点が嫌な人はOliveアカウントを作るのはやめたほうがよいでしょう。

フレキシブルペイについて
下記がフレキシブルペイ（Oliveアカウントを作ると発行されるカード）の特徴です。

Oliveアカウントを作ったからといってフレキシブルペイを必ずしも使わなければいけないわけではありません。フレキシブルペイを使いたくなければ、Oliveの選べる特典などメリットに感じる機能のみを利用し、クレジット機能は三井住友カード（NL）などの別のカードを使うのもよいでしょう。

まとめ

Oliveに関しては、『複雑だ』や『わかりにくい』という声も一部から聞かれますが、私が口座開設して使用した感想としては、基本的な使い方はそんなに複雑ではありません。

たしかに、Oliveには多岐にわたる機能があるため、全てを完璧に理解するのは難しいですが、すべてを理解する必要はありません。自分にとって必要な部分を使いながら理解していけばよいと思います。

Oliveフレキシブルペイの一般カードであれば年会費永年無料で、大きなデメリットはないので、Oliveに興味があれば口座開設するのがよいでしょう。

＞＞Oliveアカウントの詳細・申込はこちら

Oliveアカウントにすると、自動的にVisaのクレジットカードにも申し込むことになるのでクレジットカードを新たに作りたくない人はOliveアカウントはやめたほうがよいでしょう。

あと、Oliveでは紙の通帳は発行されず、PCとスマホで閲覧できるWeb通帳となるので、紙の通帳を使いたい人もOliveは向きません。

ちなみに私は三井住友銀行の紙の通帳に関しては10年以上前から使っていませんが、特に不便は感じておらず全く困りません。私は三井住友銀行を長年使っていますが（以前はメインバンクでした）、アプリも使いやすくて気に入っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。感想や質問がありましたら、この記事下のコメント欄に書いてください。