住信SBIネット銀行のデビットカードはATMでの入出金、買い物の支払いができるのはもちろん、 Apple Payにも対応しているのでほとんどの決済がこのカード1枚で完結します。
本記事では住信SBIネット銀行デビットカードについて詳しく解説します。下記のYouTube動画でも解説しており、スマホデビット(Apple Pay)の実演もしています。
1:01 住信SBIネット銀行の基本情報
2:50 住信SBIネット銀行のデビットカード基本情報
7:00 ポイント還元率/スマプロポイント
9:06 デビットカードの使い方
11:54 MastercardコンタクトレスとiDどっちで支払う?
14:15 Apple Payでチャージ/ネットショッピング/海外での利用
15:13 不正利用された場合の補償/対策
18:08 Apple Pay利用で500円もらえるキャンペーン
18:52 【スマホで実演】デビットカード発行
20:15 【スマホで実演】デビット管理画面・設定方法
23:20 【スマホで実演】Apple Payに登録
24:02 【スマホで実演】Apple Payデビットカード使い方
27:05 【スマホで実演】nanacoへチャージ
28:40 スマホデビットで支払ったときの状況説明
30:28 【スマホで実演】コンビニなどで支払っている様子
住信SBIネット銀行は2007年9月にスタートし、2021年3月時点での口座数は450万口座、預金残高6兆円以上で国内のネット銀行では最多の預金残高となっています。
- SBI証券と連携できる
- ATM手数料や他行への振込手数料の無料回数が多い(ランクによる)
- アプリでコンビニATMから入出金ができる(キャッシュカード不要)
- スマート認証NEOによるセキュリティ強化

私は10年以上使っていますが、とても満足度の高い銀行です。
ネット銀行なので対面でのやり取りはできませんが、電話、チャット、問い合わせフォームなどで問い合わせを受け付けていますので特に困ることはありません。返信はすごい早いです!
本記事では住信SBIネット銀行のデビットカードについて解説していきます。
住信SBIネット銀行 デビットカード
住信SBIネット銀行のデビットカード(リアルカード)には3種類あります。いずれのカードも国内外の買い物での支払いにクレジットカード感覚で利用することができます。
使ったその場で口座から即時引き落としされるので、使いすぎが心配という方も安心です。プリペイドカードのように事前にチャージしたり、ATMで現金を引き出す手間もいりません。
▼リアルカードの券面

カード番号、有効期限、口座番号等などの表記がないナンバーレスのデザインなので、リアル店舗での買い物の際にカード情報を盗み見されるような心配がありません。
※カード番号などの情報はアプリから確認することができます
※2022年3月のカードデザインリニューアルを機に名称が「ミライノデビット」から「デビットカード」へ変更となりました
プラチナ デビットカード Mastercard | デビットカード Mastercard | デビットカード Visa | スマホデビット Mastercard | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 11,000円(税込) | 無料 | 無料 | 無料 |
発行手数料 | 無料 | 1,100円 2024年9月30日まで無料 | 1,100円 2024年9月30日まで無料 | なし |
リアルカード | あり | あり | あり | なし |
還元率 | 1.0% | 0.8% | 0.6% | 0.8% |
Apple Pay/Google Pay | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 |
付帯サービス | ・ショッピング保険 ・旅行傷害保険 ・空港ラウンジキーサービス ・モバイル端末の保険 | ー | ー | ー |
VisaブランドのデビットカードはApple Pay/Google Payに非対応、還元率0.6%と低いので、VISAにこだわりがなければMastercardを作るのがよいでしょう。

私はデビットカード(Mastercard)を発行しました。
2022年3月30日以降、新規で口座開設すると口座開設完了後にアプリにて「スマホデビット」のカード番号が即時発行されます。ICキャッシュカードのみを持っている場合はアプリでの申込後すぐに「スマホデビット(Mastercard)」を利用できます。
>>アプリでデビットカード番号を即時発行(住信SBIネット銀行プレスリリース)
住信SBIネット銀行のデビットカードが届きました!
— スマっ子 (@SmakkoCashless) July 4, 2022
Apple PayにもスマホATMにも対応しているのでリアルカードは不要ですが、既存ユーザーはリアルカードを発行しないとスマホデビットを発行できないので発行しました。
10月以降リアルカードは発行手数料1100円かかるので、作るなら今です。 pic.twitter.com/MrzSSyBCAy
デビットカードは日本国内に居住している満15歳以上であれば作ることができます。以下の住信SBIネット銀行ウェブサイトの「口座開設/申し込み」から申し込めばOKです。
>>https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/debitcard/
口座開設やデビットカード申し込みのポイントサイト経由はありません。
還元率とスマプロポイント
デビットカードを使うとスマプロポイントがたまります。スマプロポイントは住信SBIネット銀行が発行するポイントです。
ポイント還元率
デビットカードを利用すると月間累計1,000円ごとに「スマプロポイント」がたまります。
プラチナ デビットカード Mastercard | デビットカード Mastercard | デビットカード Visa | スマホデビット Mastercard | |
---|---|---|---|---|
還元率 | 1.0% | 0.8% | 0.6% | 0.8% |
スマプロポイント | 1,000円ごとに10P | 1,000円ごとに8P | 1,000円ごとに6P | 1,000円ごとに8P |
多くのクレジットカードの還元率は0.5~1%程度なので、住信SBIネット銀行デビットカードの還元率はクレジットカードと比べても遜色ありません。
電子マネーへのチャージでもポイント付与される
Suicaやnanacoなどの電子マネーへのチャージはポイント付与対象がのカードが多いですが、住信SBIネット銀行デビットカードは電子マネーへのチャージもポイント付与対象となっています。
以下画像は6月分の利用明細とポイント付与ですが、6月にApple PayのSuicaとnanacoへそれぞれ1,000円チャージしましたが、その分のポイント(2,000×0.8%=16ポイント)がきちんと付与されています。


ポイント付与対象外は以下の取引のみです。
- 海外ATMでの現地通貨でのお引出し
- 各種手数料、年会費
スマプロポイントの使い道・期限
ためたスマプロポイントは500ポイント以上から現金またはJALのマイルに交換できます。現金に交換する場合は1ポイント1円相当、JALマイルに交換する場合は、100ポイント40マイル相当で交換できます。
ポイントの有効期限は、ポイント付与月の翌々年度3月末です(年度とは4月1日~翌年3月31日を指します)。
例)2022年1月に付与されたポイントの有効期限は2024年3月末
例)2022年4月に付与されたポイントの有効期限は2025年3月末
有効期限は2〜3年あるので、慌てて使う必要もありません。
デビットカード(Mastercard/還元率0.8%)を62,500円を使えば500ポイントがたまりますが、スマプロポイントはデビットカード以外でもためることができます。
>>スマプロポイントについて(住信SBIネット銀行公式サイト)
たとえば、定額自動入金サービスを利用すると月30ポイントがたまりますので、定額自動入金サービスを毎月利用していれば17ヶ月で500ポイントがたまります。
デビットカードの使い方
デビットカードは「代表口座円普通預金」口座から即時決済されます。そのため口座の預金残高が足りないとデビットカードで決済をすることができません。
デビットカードを利用するには代表口座円普通預金への事前の入金が必要です。入金はコンビニ内に設置されている「セブン銀行ATM」や「ローソンATM」などからできます。
お店でリアルカード
お店で使う場合はクレジットカード感覚で使うことができます。
お店で支払方法を聞かれた場合は「カードで」「クレジットカードで」と伝えます。
※ 「デビットカードで」と伝えるとJ-Debitと誤認され、利用できない場合があります
支払回数を聞かれた場合は「1回で」と伝えます。
タッチ決済(コンタクトレス決済)ができるので、タッチ決済に対応しているお店ではタッチ決済で支払うと便利です。サイン・暗証番号の入力が不要で、スピーディーに決済することができます。

上記の説明では「Mastercard/Visaのタッチ決済で」となっていますが、「クレジットで」や「クレジットカードで」と言ったほうが伝わりやすいです。
タッチ決済に対応していないお店では、端末にカードを差し込みます。暗証番号を入力するよう言われた場合は4桁の暗証番号を入力します。

お店でスマホデビット(Apple Pay/Google Pay)
スマホデビットはリアルカードがなくてもスマホをかざすだけでカンタンに支払いができます。
スマホデビットを使うにはiPhoneではApple Pay、AndroidではGoogle Payに登録します。
Mastercardコンタクトレス決済 (クレジットカード) | iD決済 (電子マネー) | |
---|---|---|
Apple Pay | 〇 | 〇 |
Google Pay | 〇 | 〇 2023年11月17日より対応 |
Mastercardコンタクトレス決済でもiDでも支払い方法は同じです。ポイント還元率も同じです。違いは「海外で使えるか」「利用明細に即時で店舗名が記載されるか」「決済音」。
iDは電子マネー扱いで、日本独自のFelicaを使っているので海外では使えませんが、コンタクトレス決済は世界標準規格なので海外でも使えます。なので海外で使う場合はMastercardコンタクトレス決済となります。
iDの場合、確定するまで利用明細に店舗名が記載されませんが、コンタクトレス決済の場合は即座に店舗名が記載されます。
Apple Payで支払う
Apple Payに登録すると「iD」と「Mastercardコンタクトレス決済」が可能となります。
※コンタクトレス決済=タッチ決済
1.サイドボタンをダブルクリックして、Apple Payを呼び出し、デビットカードを表示させ、顔認証をして『リーダーにかざしてください』と表示される状態にする
※Touch ID搭載のiPhoneの場合はTouch IDセンサーに指を載せて指紋認証します

2.お店のレジで決済手段を伝える
★タッチ決済(Mastercardコンタクトレス)の場合
店員に「クレジットカードで」と伝えて、決済端末にスマホをタッチします(かざす)。
★iD決済の場合
店員に「iDで!」と伝えて、決済端末にスマホをタッチします(かざす)。
3.お店のリーダーにiPhoneの上部をかざします

これで支払い完了です!
▼支払っている動画(タッチ決済/Mastercardコンタクトレス決済)
(動画準備中)
Google Payで支払う
★タッチ決済(Mastercardコンタクトレス)の場合
店員に「クレジットカードで」または「クレジットカードのタッチで」と伝えて、決済端末にスマホをタッチします(かざす)。
★iD決済の場合
店員に「iDで!」と伝えて、決済端末にスマホをタッチします(かざす)。

※画面のロックを解除した状態でかざします
※メインカードに設定していればウォレットアプリを開く必要なし
Google Payについては下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
参考記事:Google Payの始め方・使い方(VISAタッチ決済)
▼支払っている動画(タッチ決済/Mastercardコンタクトレス決済)
100円ショップセリアのセルフレジで支払っている様子です
Apple Pay経由でSuica・nanaocoなどにチャージ
Apple Pay経由でSuica、nanaco、WAONなどへチャージすることが可能です。
ネットショッピング
楽天市場やAmazonなどのネットショッピングで利用する際は、デビットカードの16桁の番号と有効期限、およびセキュリティコードを入力します。
本人認証サービス(3Dセキュア)に対応しているサイトやサービス(楽天ペイなど)でデビットカードを利用する際には「本人認証用パスワード」を入力します。本人認証用パスワードはデビット会員用ページの「本人認証サービス」から事前に登録しておきます。
>>本人認証パスワード設定(住信SBIネット銀行公式サイト)
海外での利用
- MastercardまたはVisaマークのあるお店で買い物ができる
- 海外ATMで現地通貨を引き出すことができる
住信SBIネット銀行の外貨普通預金口座(米ドル)に残高があれば、為替手数料ナシで米ドルを直接利用して支払いができます。
※米ドル以外の外貨によるショッピングまたは海外ATM利用の場合、海外事務手数料2.50%がかかります
不正利用された場合の補償
万一デビットカードが不正利用された場合でも「デビット盗難補償規定」に則り補償されます(30日以内に届け出れば1口座あたり年間100万円まで)。
不正利用された事例
実際に不正利用されて、補償されたという方のツイートがありましたので紹介します。
恥ずかしながら,先月住信SBIネット銀行のデビットカードが不正利用されましたが,無事に補償されました😄ありがとうございます,住信SBIネット銀行!#住信SBIネット銀行 #デビットカード #不正利用 pic.twitter.com/j3HeKCJ2uQ
— 北海道クラシック (@hokkaidoclassic) December 24, 2020
上記の方は、不正利用にすぐに気づいて連絡したら全額補償されたとのことです。パスワードを他人に知られたなどの落ち度がなければ不正利用は基本的には補償されます。
カードの不正利用はいくら自分が気を付けていても100%防ぐのは困難なので、万一不正利用された場合にはすぐにカード会社へ連絡することが大事です。
不正利用の対策
- 利用通知メール/プッシュ通知をオン
- 利用限度額を設定する
- 円普通預金口座の残高に多額のお金をいれておかない
▼デビットカード管理画面
利用通知や限度額変更などはデビットカード管理画面で設定できます

▼利用通知
カードを利用したら届く「利用通知メール」とアプリの「プッシュ通知」をオンに設定しておけば、万一不正利用された場合でもすぐに気づくことができます。

▼限度額設定

デメリット
デビットカードが利用できない店舗があります。
■利用不可店舗
・高速道路料金
・航空機の機内販売
・コンビニエンスストアなどの店頭での公共料金や税金の支払い
・加盟店側で当社デビットカードの利用を制限している場合
・当社判断にて利用制限している加盟店の場合
参考:よくあるご質問>店頭でデビットカードが利用できませんでした。
スマホATM(キャッシュカードなしで入出金)
住信SBIネット銀行アプリを入れておけば、スマホATMという機能を使うことができ、キャッシュカードがなくても、スマホ1つでセブン銀行ATMで現金の入出金ができます。

スマホATMを使うようになってからは、キャッシュカードを持ち歩く必要がなくました!
下記動画でスマホATMを解説・実演していますので参考にしてください。
Q&A よくある質問
住信SBIネット銀行デビットのYouTube動画に寄せられたコメントを紹介します。
- Q楽天銀行のデビットカードと住信SBIネット銀行どっちがおすすめですか?ポイントは楽天が1%で高いですね。
- A
ポイント還元率だけで考えると楽天デビットですね。ただ、住信SBIデビットのスマプロポイントは現金化できるので、人によっては楽天ポイントよりもスマプロポイントに魅力を感じるかもしれません。
また、住信SBIデビットはApple PayとGoogle Payに対応していますが、楽天デビットはどちらも非対応です。このあたりを総合的に考えて決めるのがよいと思います。
- QauPAYにチャージして、ポイントはつくのでしょうか。
- A
はい。auPAYへのチャージでポイントは付与されます。
- Qマスターカードは タッチ決済、スマホID決済とも0.8%の還元率ですか?
- A
はい、どちらでも0.8%還元です!
- Q1000円以下はポイント切り捨てですか?
- A
都度ではなく、月額の合計額に対して1,000円ごとにポイントが付与されます。
1,000円未満は切り捨てとなります。 たとえば、月額合計額が5,900円の場合、5,000円に対してポイントが付与され、900円は切り捨てになります。
- Q口座開設すればスマホデビットとデビットカードも発行されますか?
- A
スマホデビットは口座開設時に発行されます。デビットカード(リアルカード)については、申し込みが必要です。
- Q物理カードで買い物できるのに、何故わざわざ携帯電話で買い物するのがいいのでしょうか。理解に苦しみます。
- A
スマホ決済を選ぶ理由の一つは、財布からカードを取り出すよりも、スマホを取り出す方が簡単でスムーズだからです。
また、スマホなら複数のカードや電子マネーをまとめて管理できるため、カードをたくさん持ち歩く必要がなくなります。 もちろん、物理カードでの決済にも利点がありますので、ご自身のライフスタイルに合った方法を選ぶのがよいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。感想や質問がありましたら、下のコメント欄に書いてください。
コメント 初めてのコメントは承認後に表示されます
SMBCのナンバーレスも登録できるとの動画でしたが全然反応しません。
方法に工夫が必要ですか?
蔵森様、コメントありがとうございます。
三井住友カードNL(ナンバーレス)をApple Payに登録して、お店でかざしても反応しないということでしょうか?
どのような状況なのかもう少し詳しく教えていただけないでしょうか?