au PAYプリペイドカードがリニューアルされました!これにより、旧カードのデメリットが解消され、さらに使いやすいカードになりました。
本記事では、リニューアルされたau PAYプリペイドカードの特徴や使い方を、初心者にもわかりやすく詳しく解説します。
リニューアルされたau PAY プリペイドカード
2024年4月23日にau PAYプリペイドカードがリニューアルされ、旧カードの特徴はそのままで、進化しました。
リニューアル内容
主なリニューアル内容は下記となります。
- ICチップ搭載、タッチ決済対応
- 券面デザイン
- バーチャルカードを手数料無料で発行できる
- 有効期限が7年に延長(以前は5年)
- プラスチックカードの新規発行および更新に発行手数料(600円)がかかる(※)
※申込み翌月から6カ月間で合計5万円以上利用すると、発行手数料(600円)相当のauPAY残高を還元
リニューアルされたau PAYプリペイドカードは旧au PAYプリペイドカードのデメリットが解消されました。しかし、発行手数料600円がかかるようになりました。
私は新しいカードを発行しました!
手数料を支払ってまで作るのは躊躇してしまう…という方は、バーチャルカード(発行手数料無料)で十分かもしれません。バーチャルカードはau PAYアプリ内に表示されるau PAYプリペイドカードのことで、インターネットでの買い物に利用できます。Apple Pay対応のiPhoneがあれば、実店舗でスマホのタッチ決済やQUICPay+決済も可能です(詳しくは後述)。
バーチャルカードとプラスチックカードの違いは物理的なカードの有無だけで、決済機能面に違いはありません。
新券面の表面はナンバーレスカードとなっていて、カード情報(カード番号・有効期限)は裏面に集約されています。
プラスチックカード新旧比較
au PAYプリペイドカードのプラスチックカード(物理カード)を新旧比較すると下記の通りです。
リニューアル後 | リニューアル前 | |
---|---|---|
券面デザイン | ||
タッチ決済 | 〇 | × |
ICチップ | 〇 | × |
暗証番号登録 | 必須 | 任意 |
有効期限 | 7年 | 5年 |
国際ブランド | Mastercard® | Mastercard® |
ポイント還元率 | 0.5%還元(1ポイント/200円) | 0.5%還元(1ポイント/200円) |
発行手数料 | 600円(※) ※6カ月間で5万円以上利用すると実質無料 | 無料 |
バーチャルカード(インターネット専用カード)
au PAYプリペイドカードリニューアルに伴い、au PAYアプリ上でカード情報を表示する「バーチャルカード」の提供が開始されました。
プラスチックカードを発行しなくてもau PAYアプリからバーチャルカードを発行できます。発行手数料や年会費は無料です。
▼au PAYアプリからカード情報を確認できます
※バーチャルカードを表示するには都度ワンタイムパスワードによる認証が必要
※Mastercard決済/QUICPay決済の利用が364日間ない場合、これら決済の利用を自動で一時停止
▼バーチャルカードの使い道
- Mastercard加盟店でのインターネットショッピング
- 実店舗でのMastercardのタッチ決済(Apple Pay)
- 実店舗でのQUICPay+決済(Apple Pay)
- モバイルSuica、WAON、nanacoなどのへチャージ(Apple Pay)←ポイント付与対象外
Amazonや楽天市場など、多くのインターネットサイトはMastercard加盟店です。そのため、バーチャルカードがあれば、これらの多くのお店でインターネットでの買い物が可能です。
支払いはau PAY残高が使われるので、利用する際にはau PAY残高があるか確認しておきましょう。プラスチックカードと同様に、税込200円ごとのお買い物で1Pontaポイント(0.5%還元)がたまります。
iPhoneではApple Payに登録することで、Mastercardのタッチ決済やQUICPay+決済が可能となり、iPhoneをお店の端末にかざすだけで支払いができます(詳しくは後述)。
auPAY公式サイト:バーチャルカードとは
新au PAY プリペイドカードの概要
au PAYプリペイドカードはプリペイド(前払い)式のカードで、事前にチャージされた「残高」から支払われます。チャージした残高分しか使うことができないので、使いすぎが心配という方にもおすすめです。
発行手数料・年会費も無料、審査なしで誰でも作れます。
写真手前に写っているのが新au PAYプリペイドカードです。奥にあるのが旧au PAYプリペイドカードです。私の旧カードは発行年日が古いので「au WALLET」と記載されていますが、au PAYプリペイドカードと同じものです。
au PAYプリペイドカードの主な特徴です(赤字は新カードで対応した機能)
- タッチ決済対応&ICチップ搭載
- 表面はナンバーレスカード
- バーチャルカードを発行できる
- 審査不要・年齢制限なし
- au PAY残高と連動している(=残高はau PAYと共通)
- Pontaポイントがたまる
- Mastercard加盟店で使える(auPAYが使えない店でも使える)
- スマホから簡単にチャージできる
- Apple Payに対応
au PAYプリペイドカードの残高は、au PAY残高と共通です。例えば、au PAYプリペイドカードで1,000円支払えば、au PAY残高も1,000円減ります。
auPAYプリペイドカードとauPAYの残高は連動しているので残高を一括管理できて便利です!
Mastercardブランドがついているので、クレジットカードやデビットカードと同じように世界中のマスターカード加盟店で使えます。
カード名称 | au PAY プリペイドカード |
年会費/発行手数料 | プラスチックカード:600円(6カ月間で5万円以上利用で実質無料) バーチャルカード:無料 |
有効期限 | 7年 |
たまるポイント | Pontaポイント |
ポイント還元率 | 0.5% 200円で1 Pontaポイント |
国際ブランド | Mastercard |
3Dセキュア | 対応 |
Apple Pay | 対応 |
Google Pay | 非対応 |
カード発行元 | KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社、au ペイメント株式会社 |
公式サイト | https://www.au.com/payment/prepaid/ au PAY プリペイドカード お問い合わせ窓口 0120-977-964 受付時間 9:00~20:00 |
au PAYプリペイドカードと似た名前のカードにau PAYカードがありますが、こちらはクレジットカード)です。au PAYカードについては下記記事で解説しています。
参考記事:auPAYカードのメリット・デメリット、使い方を徹底解説
発行方法
申込み条件
下記いずれかの条件を満たしたいれば誰でも申込みできます。
①au携帯電話、UQmobile携帯電話、auひかり、auひかり ちゅらの契約者
②auじぶん銀行口座が登録されたau IDを持っている人
参考記事:auじぶん銀行の口座開設方法
③2023/6/12以降にau PAYアプリ上での本人確認が完了している人
以前は①②のみでしたが、③が追加されたので、誰でも申し込みやすくなりました
公式サイト:au PAY プリペイドカードのお申し込み
申込み方法
▼プラスチックカード
以前はauショップなどでも申し込みができましたが、現在はau PAYアプリまたはau PAYサイトからの申し込みとなります。au PAY残高にあらかじめ発行手数料600円をチャージしておきます。
※プラスチックカードを申込むとバーチャルカードも利用できます
au PAYアプリの「アカウント」から、「メニュー」→「au PAYプリペイドカードの申込み」を選択して、指示に従って申し込みます。
▼バーチャルカード
au PAYアプリの「アカウント」から、「メニュー」→「バーチャルカード」を選択して、指示に従って申し込みます。
※「バーチャルカード」が表示されない場合は「au PAYプリペイドカードの申込み」からバーチャルカードのお申込みをしてください
公式サイト:au PAY プリペイドカードのお申し込み
チャージ方法
au PAYアプリまたはau PAYプリペイドカード(プラスチックカード)からau PAY残高へチャージできます。
- ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM(現金)
- 銀行口座
- クレジットカード
- auかんたん決済(電話料金合算)
- Pontaポイントから交換
- ローソンのレジ(現金)
- auショップ内に設置されているau SaKuTTO(現金)
- au PAYギフトカード(個人では買えない。キャンペーン特典等でもらえる)
公式サイト:au PAY 残高へのチャージ(入金)方法
ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM
ローソン銀行ATMとセブン銀行ATMで現金によるチャージができます。『au PAYアプリでQRコードを読み取る』または『au PAYプリペイドカード挿入』によりチャージができます。
※チャージは1,000円~500,000円(1,000円単位)、紙幣のみ
▼ローソン銀行ATMでのチャージ方法(動画解説)
銀行口座
auじぶん銀行との相性が一番よいですが、チャージできる銀行はその他にもたくさんあります。1,000円~100,000円(1円単位)でチャージ可能です。
クレジットカード
▼チャージできるクレジットカード
Mastercard、American Express、Diners Clubはすべてのカードからチャージできますが、VisaとJCBはチャージできるカードが限られます。
▼チャージ限度額
クレジットカードからチャージできる金額は、au PAYカードは月に25万円、au PAYカード以外のクレジットカードは月に5万円までです。
▼ポイント
クレジットカードからチャージすればクレジットのポイントもたまります(ポイント2重取り)が、au PAYへのチャージはポイント付与対象外のクレジットカードもあります(例:auPAYカード、楽天カード 、ビューカードetc)。
au PAYへのチャージでポイント付与対象となるカードについては下記記事で解説しています。
auかんたん決済
auかんたん決済を選択してチャージすると、月々の通信料金と合算して支払われます。auスマホやUQモバイルを契約している人にとっては便利なチャージ方法です。
※年齢、回線契約月数により、利用上限額が異なります
私の場合、 auかんたん決済限度額10万円 、auPAYチャージ限度額8万円です。
Pontaポイント
たまったポイントをau PAY残高にチャージすることができます(月に合計20,000円まで)。
※1ポイント→1円
※100円~20,000円(1円単位)
ローソンのレジ
ローソンの店頭レジで現金チャージすることができます。チャージするにはau PAYプリペイドカード(リアルカード)が必要です。
※チャージ単位は1,000円以上(1円単位で設定可能)最大45,000円/回
※「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の店舗でも可能です
auショップ内のau SaKuTTOでチャージ
auショップ内に設置されているau SaKuTTOにて現金チャージが可能です。au PAYプリペイドカード裏面のバーコードか、au PAYアプリのチャージ用バーコードかざすとチャージ画面が表示され、現金でチャージできます。
チャージ可能額は1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円、20,000円、25,000円、45,000円です。紙幣と硬貨を入れることができいます。
au PAY プリペイドカードの使い方【リアルカード】
国内・海外のMastercard加盟店で使用できます。
※海外で利用する場合は4%の手数料がかかります
お店で支払う際には、クレジットカードと同じく「クレジットカードで」や「カードで」と伝えて支払います。支払い回数は1回払いのみです。
実店舗で支払うときは「タッチ決済」、「カードを差し込む」、「磁気ストライプをスライドさせる」の3つの方法が可能です。タッチ決済が一番簡単なので、タッチ決済に対応しているお店ではタッチするのがおすすめです。
▼セブンイレブンでタッチ決済をしている様子(動画)
タッチ決済に対応していないお店ではカードを差し込んで支払います。磁気ストライプしか使えないお店はおそらくないので、磁気ストライプを使う機会はないと思います。
au PAY プリペイドカードの使い方【バーチャルカード】
バーチャルカードは、発行手数料や年会費が無料で利用できます。リアルカードの発行をためらっている方(発行手数料600円)は、まずはバーチャルカードを発行してみましょう。auPAYアプリから発行できます。
インターネットショッピング
Mastercard加盟店(楽天市場、Amazonなど)でのインターネットショッピングに使えます。
バーチャルカードに表示されるカード番号、氏名、有効期限、セキュリティコードを、インターネットショッピングサイトのカード情報のところに入力することで利用できます。
実店舗でMastercardのタッチ決済/QUICPay+決済(Apple Pay)
au PAYプリペイドカード(バーチャルカード)をApple Payに登録するとMastercardのタッチ決済(コンタクトレス決済)とQUICPay+決済を使うことができます。
※Androidスマホは対応していません
タッチ決済やQUICPay+決済はiPhoneをお店の端末にかざすだけなので、プラスチックカードを財布から出すよりも簡単に支払いができます。
★Mastercardのタッチ決済(NFC決済)
レジで「クレジットカードで」と伝えてスマホを端末にかざすことで決済ができます。
※セルフレジの場合は「クレジット」や「クレジットカード」を選択します
▼ファミリーマートでタッチ決済をしたときの様子(動画)
★QUICPay+決済
レジで「QUICPay(クイックペイ)で」と伝えてスマホを端末にかざします。「QUICPay+(プラス)で」とプラスをいう必要はありません。
※セルフレジの場合は「QUICPay+」を選択します
決済が完了すると「クイックペイ♪」という特徴的な決済音が鳴ります。
▼喫茶店でQUICPay+決済をしたときの様子(動画)
Apple Payの使い方については下記を参考にしてください
※Apple Pay初心者向けの記事です➡Apple Payの始め方・使い方
※au PAY プリペイドカードをQUICPay+に設定する方法➡au公式サイト
決済でPontaポイントが貯まる
au PAYプリペイドカードで支払うとPontaポイントがたまります。
還元率
支払い200円(税込)毎に1Pontaポイントがたまります(還元率0.5%)。
還元率0.5%ですが、支払額×0.5%ではなく、200円ごとに1ポイントである点には注意が必要です。例えば199円以下の支払いだと200円に達していないので1ポイントもたまりません。399円だと1ポイントですが、400円になると2ポイント、、、といった具合です。
ポイント付与対象外
一部サービスはポイント付与対象外となります。
公式サイトには、対象外として「他社決済サービスへのチャージ分(Apple Pay、Google Pay経由のチャージ含む)」と記載されています。具体的には、以下の内容が記載されています。
- モバイルSuica/PASMO/ICOCA
- nanaco
- WAON
- Revolut
- B/43
- ANA Pay
上記サービスへのチャージはできますが、ポイントは付与されません。
※2024年6月20日時点の情報です。最新情報は公式サイト等でご確認ください
ポイントの使い道
Pontaポイントは1ポイント=1円として、au PAY残高に100円単位でチャージできたり、全国22万店舗以上の加盟店で支払い代金として充当できるので使い道に困ることはありません。
Pontaポイントの主な使い道は以下の通りです。
- au PAY残高にチャージする
- Ponta加盟店で支払いに使う
- au PAYマーケットでお買い物に使う
- ローソンのお試し引換券と交換する
- JALマイルと交換する
- au料金/auスマホ購入に使う
auじぶん銀行口座をもってれば、「Pontaポイント⇒au PAY残高チャージ⇒auじぶん銀行へ払い出し」という手順でPontaポイントを現金化することも可能です。
また、auスマートパスプレミアムに加入すると、au PAYマーケットでPontaポイントを50%増量して使うことができます。
参考記事:auスマートパスプレミアムのメリット・デメリット
有効期限
Pontaポイントの期限は「加算・利用した日の1年後」です。1年間全くPontaポイントを貯めたり、利用しないとポイントが失効してしまいます。
日頃からau PAYやau PAYプリペイドカードを使っていれば、その都度ポイントがたまり、ポイントの有効期限が延長されるので、ポイントが失効することはありません。
不正利用された場合の補償・不正利用対策
不正利用の補償
万一「au PAY」「au PAY プリペイドカード」が不正利用された場合でも、原則全額補償されます。
補償対象となるのは、申告日から90日以内の決済のみです。91日以上経過している場合は、補償対象外となります。補償は1人につき1回まで。
KDDIお客さまセンター(不正利用の申告)
電話番号:0120-977-964(無料)
※KDDIが「第三者により不正に利用された」と判断した場合に補償対象とします
※故意・虚偽または重大な過失、法令違反行為がある等補償できない場合があります
※補償に際してはKDDIの審査や所定の手続きが必要となります。詳しくは各規約をご確認ください
公式サイト:au PAY安全・安心の取り組み(不正利用の被害にあってしまったら)
不正利用の対策
①高額のチャージをしない
プリペイドカードは事前にお金をチャージして使用するため、不正利用された場合でも、残高以上の被害が出ることはありません。必要以上に高額なチャージを行わなければ、万が一の際にも被害を最小限に抑えることができます。
②利用通知メールを設定する
au PAY決済完了メールを設定しておくことで、身に覚えのない決済の発生にすぐに気づくことができます。
au PAY >アカウント >au PAY メニュー >ご利用メール通知>[決済完了通知]にチェックを入れ、[設定]をタップ
③一時停止する(ロックをかける)
au PAYアプリからau PAYやau PAYプリペイドカードの利用を一時的に停止することができます。
au PAY >アカウント >au PAY メニュー >一時停止/解除
下記画像は「au PAY」と「プリペイドカード」がONになっている状態です。初期設定ではこの状態だと思います。
下記画像は「au PAY」と「プリペイドカード」の両方ともオフにした状態です。
一時停止や解除はau PAYアプリからいつでもできます。
プリペイドカードを紛失した場合には、気づいた時点ですぐにカードを利用停止にすれば、被害に遭わずに済む可能性が高くなります。
auPAY プリペイドカードまとめ
リアルカード(プラスチックカード)は、必要に応じて発行すればよいと思います。私の場合、iPhoneを持っているのでリアルカードを使う機会はなく、バーチャルカードだけで十分です。私はキャッシュレスに関する発信をしており、検証等に使うためリアルカードを発行しました。
質問等がありましたら、コメントにご記入ください。
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