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個人向け国債とは?メリット・デメリット徹底解説!

こんにちは!スマっ子(@SmakkoCashless)です。

国債は国が発行する債券で、半年ごとに利子を受け取れ、満期時には元本が返ってきます。信用度が非常に高く、元本割れのリスクは実質的にありません(国が破綻しない限り)。

発行から1年が経過すれば、1万円単位でいつでも中途換金が可能なため、流動性も比較的高い商品です。

スマっ子
スマっ子

私は個人向け国債を定期的に購入しています!

個人向け国債とは?特徴

個人向け国債(こじんむけこくさい)は、日本政府が私たち個人投資家向けに発行する債券です。国が資金を調達するために、私たち個人からお金を借り入れる仕組みのひとつであり、あらかじめ決められた返済期日(償還期日)までに、国は元本と利子を支払うことを約束しています

個人向け国債の主な特徴
  • 購入単位は1万円以上、上限なし
  • 利子は年2回(半年ごと)に支払われる
  • 発行から1年経過後は1万円単位で中途換金が可能(※直近2回分の利子は返還)
  • 国が元本と利子の支払いを保証しており、信用度が高い

個人向け国債の種類(変動10年・固定5年・固定3年)

個人向け国債には、変動金利型の「変動10年」、固定金利型の「固定5年」「固定3年」の3タイプがあり、それぞれの主な特徴は以下の通りです。

変動10年固定5年固定3年
金利タイプ変動(半年ごと)固定固定
適用利率基準金利 × 0.66基準金利 − 0.05%基準金利 − 0.03%
満期10年5年3年
主な特徴市場金利が上がると利率も上がる5年間金利が固定。将来の金利低下に強い。短期運用向き。満期が近く、使いやすい。
おすすめの人長期で預けてもよい人、今後の金利上昇に備えたい人中期的に安定した利回りを求める人資金を短期間運用したい人

2026年4月募集分の個人向け国債の利率は下記となります。

出典元:財務省Webサイト

すべてで1.5%超えの高水準です!

スマっ子
スマっ子

いずれも過去最高水準です!

変動10年の利率は、半年ごとに市場金利(10年固定利付国債の利回り)に連動して見直され、上昇すれば増え、下がっても年0.05%の最低利率が保証されています。

▼金利イメージ図

出典元:大和証券WEBサイト

一方、固定型(3年・5年)は発行時の利率で固定されるため、途中で市場金利が上がっても受け取れる利息は変わりません。

現在は金利上昇局面にあるため、半年ごとに利率が見直される「変動10年」を選ぶのが無難に思われます。ただし、今後さらに金利が上がるか下がるかは不透明です。

そのため、現在の利率水準を確実に確保したい場合は、「固定5年」や「固定3年」を選ぶのもよいでしょう。

適用利率の推移

円金利の上昇を受けて、個人向け国債の適用利率(クーポン)も全体的に改善しています。

個人向け国債 金利推移グラフ
変動10年 固定5年 固定3年
個人向け国債の金利推移(2022年1月〜2026年4月)

出典:財務省発表データをもとに作成

▼適用利率の推移(直近1年)

発行月変動10年固定5年固定3年
2025年4月0.92%1.03%0.87%
2025年5月0.93%0.95%0.78%
2025年6月0.84%0.83%0.66%
2025年7月1.00%1.00%0.79%
2025年8月0.96%0.96%0.76%
2025年9月0.97%0.97%0.79%
2025年10月1.06%1.12%0.93%
2025年11月1.08%1.22%1.01%
2025年12月1.10%1.19%0.99%
2026年1月1.23%1.35%1.10%
2026年2月1.39%1.59%1.30%
2026年3月1.48%1.66%1.39%
2026年4月1.55%1.79%1.51%

変動10年の金利計算方法は現在「基準金利×0.66」ですが、2011年7月以前は「基準金利-0.80%」という方式でした。

ネット銀行や信用組合の中には、さらに高金利の定期預金もありますが、「口座開設の手間」や「満期時の手続き」などを面倒に感じる方には、変動10年のほうが気楽かもしれません。一度購入してしまえば、10年間は基本的にほったらかしでよいので、手間をかけずに運用できます。

個人向け国債のメリット・デメリット

メリット

  • 安全性が高い(ほぼリスクがない)
  • 少額から運用できる(1万円~、1万円単位)
  • 一般的な預貯金よりも金利が高い
  • 中途換金しても元本割れしない
  • 手数料無料(どこで買っても)
  • 毎月発行されるので購入しやすい

デメリット

  • 収益性は高くない
  • 購入後1年経過しないと中途換金できない
  • 中途換金すると中途換金調整額(≒直近2回分の利息)が差し引かれる

中途換金のペナルティは?

個人向け国債は発行から1年以内は原則換金できません(災害や保有者が亡くなった場合など特別な事情を除く)。発行から1年経過すれば、額面1万円単位でいつでも中途換金が可能です。

中途解約すると「直前2回分の各利息(税引き後)✕0.79685」が差し引かれます(ペナルティ)。しかし、手数料等はかからないため、中途解約しても元本割れすることはありません

▼中途換金のイメージ図

出典元:財務省公式ホームページ

上記イメージ図の2年1か月後に中途換金した場合、
「元本+1回目の利子+2回目の利子+5回目の利子の1か月分」-「中途換金調整額(3回目の利子と4回目の利子×0.79685)」となります。

では、具体的にはどうなるのかシミュレーションしてみましょう。下記は年利1%の個人向け国債100万円分を保有していた場合の例です。

▼1年で中途換金の場合

項目金額(税引前)計算式
年間の利子10,000円100万円 × 1%
中途換金時のペナルティ(差引額)7,968円10,000円 × 0.79685%
受け取れる利子(税引前)2,032円10,000円 − 7,968円
受け取れる利子(税引後)1,619円2,032円 ×(1 − 20.315%)

1年でで中途解約した場合の実質利回り(税引後)は約0.16%と大幅に低下します。

▼2年で中途換金の場合

項目金額(税引前)計算式(簡易)
2年間の利子(総額)20,000円100万円 × 1% × 2年
中途換金時のペナルティ(差引額)7,968円10,000円 × 0.79685%(直近2回分に相当)
受け取れる利子(税引前)12,032円20,000円 − 7,968円
受け取れる利子(税引後)9,587円12,032円 ×(1 − 20.315%)

2年で中途解約した場合の実質利回り(税引後)は年0.48%程度(税引後)となり、1年換金時に比べるとかなり上昇します。

以下は、100万円分の個人向け国債(年利1%)を保有し、1年〜5年で中途換金した場合の利子・ペナルティ・税引後の受取額をまとめた一覧表です。
※計算は簡易的な概算、実際はこれとは異なります

保有年数利子総額
(税引前)
ペナルティ
(税引前)
受取利子
(税引前)
受取利子
(税引後)
実質利回り
1年10,000円7,968円2,032円1,619円0.16%
2年20,000円7,968円12,032円9,587円0.48%
3年30,000円7,968円22,032円17,556円0.59%
4年40,000円7,968円32,032円25,524円0.63%
5年50,000円7,968円42,032円33,493円0.67%

1年で解約しても利子はつきますが、保有期間が長くなるほど、ペナルティの影響が小さくなり、実質利回りがよくなります

財務省のホームページでは中途換金のシミュレーションができます。
参考中途換金シミュレーション【財務省ホームページ】

「定期預金」と「個人向け国債」の比較

個人向け国債も銀行の定期預金も安全資産に分類され、よく似ていますが、次のような違いがあります。

項目個人向け国債定期預金
安全性/元本保証国による保証あり(上限なし、全額保証)預金保険制度で1金融機関あたり1000万円までとその利息が保護
金利 変動型なら上昇の余地あり高水準なものもあるが固定
途中解約 1年経過後は可(直近2回分の利子が差し引かれるが元本割れなし)可能(利息は減るが元本割れなし)
利子受取り年2回(半年ごと)満期時
リスク日本がデフォルトした場合銀行が破綻した場合

ネット銀行などの定期預金には高金利の預金商品もあり、利率だけを見れば定期預金のほうが優位なケースもあります。

しかし、現在のような金利上昇局面では、個人向け国債(変動10年)の方が金利の上昇に追随できるメリットがあります。

また、個人向け国債は日本国が破綻しない限り、元本が全額保証(上限なし)されるので、高額資産を安全に守りたい人には魅力的な選択肢となります。

資産の管理をマメにできる人であれば(満期時に金利の高い銀行に預け直すなど…)、高金利のネット銀行も選択肢として十分アリです。
参考記事定期預金金利の高い銀行!新規口座開設者限定キャンペーンも高金利

▼個人向け国債はこんな方におすすめ

  • 一般的な銀行の定期預金より高い金利で運用したい
  • ネット銀行の高金利は知っているが、口座開設や預け替えなどが面倒
  • 元本割れのない、安全性の高い商品で運用したい
  • 投資に時間を割きたくない
  • 大きな資金を安全に保管したい
  • 定期的に利息を受け取りたい

私が実際に購入した個人向け国債の例

2024年4月に発行された個人向け国債(変動10年)第169回を500万円分購入しました。購入はSMBC日興証券のネット取引で申し込みました。

個人向け国債の利子は年2回支払われるため、1回あたりの利子は半年分となります。

初回の適用利率は年0.50%(税引前)で、税引後では0.398425%でした。

※2回目以降の利率は、半年ごとに見直され、財務省の公式サイトで確認できます。

出典:変動10年「第169回債」(財務省ウェブサイト)

500万円分購入した場合の利子は以下のとおりです。

回数利払日適用利率(税引前)利子(税引前)利子(税引後)
初回2024年11月15日0.50%12,500円9,961円
2回目2025年5月15日0.57%14,250円11,356円
3回目2025年11月17日0.93%23,250円18,536円
4回目2026年5月15日(予定)1.08%27,000円21,510円
5回目2026年11月16日(予定)1.55%38,750円30,876円
6~19回目2033年11月15日(最終)※変動金利
半年ごとに決定
※未定※未定
※利払日が休日(土日祝日)の場合、翌営業日に支払われます

購入当初の利率は年0.5%でしたが、市場金利に追随して上昇たため、5回目の利息は1.55%となりました。

現在、3回目までの利子を受け取り済みです↓

SMBC日興証券のスクリーンショット

現在は金利上昇局面にあるため、半年ごとに適用利率が上昇しており、変動金利型のメリットが出やすい状況となっています。ただし、この上昇傾向が今後も継続するとは限らず、今後、金利が下がる可能性もあります。

「5年間、確実に〇%の金利を確保したい」と考えるのであれば、固定5年を選ぶのもアリだと思います。

スマっ子
スマっ子

私は、安全資産の置き場所として国債を選択しています。利率は高いに越したことはありませんが、現在の国債の金利水準であれば十分だと感じています。

国債はどこで買える?手数料は?

個人向け国債は毎月発行され、証券会社、銀行等の金融機関や郵便局で購入することができます。

個人向け国債の募集・発行スケジュールは財務省ホームページで確認できます。

NISA口座での購入はできません

国債は、どの金融機関で購入しても金利や手数料などの条件は同じです。そのため、「〇〇証券で買うとお得」といった違いは基本的にありません。

ただし、購入時に実施されているキャンペーンを利用すれば、実質的にお得になります。

一部の証券会社では、購入金額に応じて現金がもらえるキャッシュバックキャンペーンを行っており、購入額が大きいほど還元額も増えます

詳しくは下記記事で解説しています
参考記事個人向け国債【2026年4月】1.5%超え!還元キャンペーンも

まとめ

個人向け国債は、投資商品としての収益性はそれほど高くありませんが、ほぼノーリスクで運用できる点が魅力です。元本保証があり、元本割れのリスクがないため、「お金を減らしたくない」という方には特に向いています。

個人向け国債の特徴
発行者日本国(財務省)
元本保証あり(国が責任を持って返済)
種類変動10年、固定5年、固定3年
利払い年2回(半年ごと)
購入単位1万円以上1万円単位
中途換金発行後1年経過で可能(直近2回分の利子相当が差し引かれる)。換金しても元本割れしない
税金利子に対し約20.315%の源泉徴収(所得税+住民税)
購入場所銀行、郵便局、証券会社など(ネット証券やネット銀行でも購入可)
リスク信用リスクほぼなし(日本国の信用)/金利変動による影響あり(変動型の場合)

購入から1年間は中途換金できないため、しばらく使う予定のない余裕資金で購入することが前提となります。

現在の金利水準は1%を超えていて、購入のタイミングとしては非常によい時期です。いまは金利の上昇局面にあるため、上昇にあわせて利率が変わる「変動10年」が個人的にはよいと思います。

雑記…

国債を紹介すると、「インフレに負けするから意味がない。投資に回したほうがよい」といったニュアンスのコメントをよくいただきます。たしかに利回りだけを見ると、株や投資信託より見劣りするかもしれません。

しかし、国債はそもそも『資産を増やす』ではなく、『資産を守る』という位置づけです。株式市場の動きに左右されず、元本が保証されているという安心感が国債の魅力でもあります。

そうした考えから、私は資産の一部を国債で運用しています。

スマっ子

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