今は超低金利時代なので定期預金をしても大きな利息は期待できませんが、しばらく使う予定のない資金を安全に預けておくのであれば定期預金もありだと思います。
この記事では定期預金のメリットや定期預金金利の高い銀行などについて解説します。メガバンクに多額のお金を寝かしっぱなしにしている人は是非チェックしてみてください。
定期預金金利の推移
30年前の銀行の定期預金金利は6~7%程度だったので、10年間預けるとお金が約2倍になりました。低リスクで資産を増やせるため定期預金は人気でした。
昔の定期預金の金利で恩恵を受けた世代はいまだに銀行や郵便局の定期預金(貯金)にお金を預けっぱなしという人も多いと思います。
現在の大手銀行の定期預金金利は0.002%です。100万円を1年間預けても利息はたった20円(税引後16円)にしかならないので、銀行の定期預金でお金を増やすのは難しくなりました。
※普通預金金利は0.001%
定期預金のメリット
現在の低金利では定期預金で資産形成をするのは難しいですが、定期預金のメリットはあります。
定期預金はあらかじめ預ける期間が決まっていて、お金を引き出しにくくなるのでつい使ってしまうということがなくなり、着実にお金を貯めることができます。
- 普通預金より金利が高い
- 元本が保証されている
定期預金は株式や投資信託などの投資商品とは異なり、元本が保証されているのでお金が減ることはなく、安心してお金を預けることができます。仮に途中解約しても元本割れはしません。解約した場合は元本と利息を受け取ることができます(金利は当初の金利よりも低い利率となる場合が多い)。
大手銀行の定期預金金利は0.002%ですが、ネット銀行などを利用すれば大手銀行の100倍以上の金利で預けることができます。
定期預金金利が高い銀行(ネット銀行)
口座開設を特殊な条件なしにインターネットや郵送など店頭に行かなくても申し込める銀行のみを紹介しています。
ネット銀行は店舗を持たないためコストを抑えることができます。そのため、ネット銀行は店舗をもつ銀行より金利が高い傾向にあります。
同じお金を預けるのであれば金利が高い銀行に預けるのがお得です。定期預金金利の高い銀行を紹介します。
銀行名 | 商品名 | 1年 | 3年 | 5年 | 備考 |
オリックス銀行 | eダイレクト定期預金 | 0.22% | 0.25% | 0.28% | 7年もの0.35% |
UI銀行 | 円定期預金 | 0.20% | 0.20% | 0.20% | スマホATM、手数料無料回数が多い |
SBJ銀行 | 円定期預金 | 0.12% | 0.15% | 0.20% | 韓国系 |
あおぞら銀行BANK支店 | BANK The 定期 | 0.21% | 0.23% | 0.25% | 普通預金金利0.2% |
※2022年12月21日時点の情報です
銀行が破綻するのが心配な場合は、複数の銀行に分けて預金し、1つの銀行には1,000万円以内にしておけば安心です。
上記4つの銀行はいずれも金利が高い銀行として有名です。私はオリックス銀行とUI銀行の口座を持っていますが、どちらもおすすめです。
金利だけで選ぶのか金利以外の点も考慮するのか、、、などで選べばよいと思います。例えば、オリックス銀行は金利は1番高いですが、ATMがなくキャッシュカードを発行していないので日常的に使うには向いていません。UI銀行はスマホがあればセブン銀行ATMで普通預金の入出金ができるなど日常使いにも使えます。
UI銀行については下記記事で詳しく解説しています。
参考記事:UI銀行の口座開設手順や使い方を徹底解説!
▼100万円を1年間預けた場合の利息
キャンペーンを利用する
夏と冬のボーナス時期などに期間限定キャンペーンで金利0.2%などとなる銀行もあります。
【住信SBIネット銀行】1年もの定期預金が0.2%
参考:円定期預金金利(住信SBIネット銀行)
【新生銀行】冬のボーナス金利キャンペーンで1年もの定期預金が0.2%
参考:冬のボーナス金利キャンペーン(新生銀行)
【おすすめ】新生銀行スタートアップ円定期/auじぶん銀行デビュー応援プログラム
新規口座開設をした人限定で、口座を開設した月から3か月以内などの条件付きで定期預金金利がかなり高い銀行があります。上限がないので、資金がたくさんあれば短期間で多くの利息を受け取ることができます。
SBI新生銀行の新規口座開設で3,000円がプレゼントされるキャンペーンもやっているので、SBI新生銀行の口座を持っていない人はお得に口座開設もできます!
銀行名 | 金利(税引前) | 期間 | 500万円預入の場合の 満期時利息(税引後) | 公式サイト |
auじぶん銀行 | 0.50% | 3ヶ月 | 4,967円 | デビュー応援プログラム |
SBI新生銀行 | 1.0%(3ヵ月もの) 0.3%(1年もの) | 3ヵ月 1年 | 3ヵ月もの:約 9,960円 1年もの:約 11,950円 | スタートアップ円定期預金 |
SBI新生銀行:口座開設月を含む3ヵ月目の末日まで
※新生銀行は2023年1月4日よりSBIグループとなり、SBI新生銀行へ社名変更となりました
新生銀行の3か月もの1.0%は最強ですね。私が新生銀行口座を作ったときにはこのキャンペーンはやっていませんでした…。
参考記事:SBI新生銀行 口座開設&入金で3,000円もらえるキャンペーン!
参考記事:auじぶん銀行の口座開設・スマホでATMのやり方
リスクをとれるなら債券も!
定期預金と似ている商品に「債券」があります。私は定期預金のような感覚で個人向け社債を定期的に購入しています。
※債券は元本保証ではありません
私が現在保有中のソフトバンクグループの社債を一例として紹介します。
▼第53回無担保社債(1.57%・6年)
2018年6月にSBI証券で100万円買付して、2024年6月(6年満期)が償還日です。
利息は毎年2回(6/20と12/20)支払われます。下記画像は過去2年分の利金の明細です。2年以上前の履歴はWEB閲覧できないので掲載していませんが、2018年から毎年もらっています。
株の配当金は業績によって変動しますが、社債の利息は必ず半年に1回決まった額がもらえます。
100万円が6年間拘束されますが、毎年12,512円(6,256円×2回)の利息です。そして満期なれば元本が戻ってきます。
利息を得て満期時には元本の返還を受けるという点では定期預金とよく似ていますが、債券は元本保証ではありません。
※ソフトバンクGが倒産した場合は額面金額や利払いが支払われないリスクがあります
定期預金のように元本保証ではありませんが、多少のリスクを負ってももう少し高い金利で預けたいという方は債券を検討してもよいと思います。
※最終的にはご自身で判断してください
先日発売されたソフトバンクグループの社債について詳しく書いた記事がありますので参考にしてください。
参考記事:ソフトバンクグループ第58回無担保社債は買い?リスクは?
国債は銀行、郵便局、証券会社などで購入できますが、社債は証券会社で買うことができます。上記で紹介したソフトバンクグループの社債など個人投資家に人気の債券はSBI証券で購入可能です。口座開設しておけば、買いたいときにすぐ買えるので口座を持っていない人は早めに解説しておきましょう。
>>SBI証券口座開設はこちら(公式サイト)動画でも解説しています
本記事の内容はYouTubeでも解説しています。
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