PayPay銀行のメリット・デメリットを徹底解説

PayPay銀行は、ネット専用銀行で、スマホ決済サービス「PayPay」との相性がよい銀行です。

本記事では、PayPay銀行の口座開設を検討している人向けに、PayPay銀行のメリット・デメリットや口座開設手順を詳しく解説します。

スマホだけで最短当日で完了！

PayPay銀行の基本情報
PayPay銀行のメリット
PayPay銀行のデメリット
Visaデビットカードとは？使い方は？
口座開設特典1,000円分のPayPayポイント
PayPay銀行口座開設の手順

PayPay銀行の基本情報

PayPay銀行は、2020年にPayPayが設立したインターネット銀行です（ジャパンネット銀行から社名変更）。すべての取引をインターネットですることができ、口座開設は最短当日で完了します。

ATM入出金手数料	毎月1回目は無料利用金額3万円以上：0円利用金額3万円未満：165円（ゆうちょ銀行は330円）
入出金可能なATM	下記の提携ATM（全国約9万5千台）で入出金できます・セブン銀行ATM ・イオン銀行・ローソン銀行ATM ・イーネット・ゆうちょ銀行・三井住友銀行 ※入出金それぞれ毎月1回は0円、3万円以上ならいつでも0円！
振込手数料	PayPay銀行の口座宛：無料他の金融機関宛：145円
普通預金金利	0.001％
定期預金金利	0.02％（1か月～7年） 0.03％（10年）

PayPay銀行のメリット

PayPay銀行はPayPayやYahoo！の関連サービスを使っている人にメリットがあるのはもちろん、ATM手数料無料、スマホですべての取引が完結するなど使い勝手もよいので、日常使いの銀行としても使えます。

PayPay残高の出金手数料が0円

PayPay残高を銀行口座に出金（払い出し）する場合、PayPay銀行以外の金融機関だと出金手数料100円かかりますが、PayPay銀行だと0円です。

▼出金手数料

PayPay銀行	0円
PayPay銀行以外の金融機関	100円

※PayPayマネーのみ出金が可能です

下記は三井住友銀行（ペイペイ銀行以外）とPayPay銀行へそれぞれ出金したときのスクショです。

三井住友銀行に出金した場合は手数料100円が取られています（2,000円の出金で2,100円がかかっています）。PayPay銀行に出金した場合は手数料0円です。

また、三井住友銀行の場合、8/9に出金手続きをして、振込予定日は8/14前後と振込までに5日前後かかります。PayPay銀行の場合は、出金手続きをしたら即座に振込がされます。

Yahoo!フリマ売上金の振込手数料が0円

Yahoo!フリマの売上金は銀行口座に現金で振り込むことができ、1回の振り込みごとに100円（税込）の手数料がかかりますが、受取口座がPayPay銀行の場合、振込手数料が無料となります。

▼振込手数料

PayPay銀行	0円
PayPay銀行以外の金融機関	100円

最高水準のセキュリティ

PayPay銀行は二要素認証の代表的かつ最高レベル技術のひとつと言われる「トークン方式のワンタイムパスワード」をすべてのネット決済に導入しています。

ワンタイムパスワードは再利用することができないうえ、トークンは通信を行わないため、スパイウェアに感染することもなく、安心して取引をすることができます。

デビットカードも付いてくる

PayPay銀行口座を開設すると「Visaデビット付キャッシュカード」が発行されます。これは銀行のキャッシュカードにVisaデビット機能が組み込まれたカードです。

このカードはクレジットカードのようにVisa加盟店での買い物やサービスの支払いができますが、クレジットカードとは異なり、利用した金額は直ちに銀行口座から引き落とされます。

銀行口座残高以上の支払いはできないので、使いすぎが心配でクレジットカードを使いたくない人にもおすすめです。

詳しくは後述しています。

ATM入出金手数料無料

入出金それぞれ毎月1回目は無料です。2回目からは下記の手数料がかかります。

出典元：https://www.paypay-bank.co.jp/fee/atm.html

スマっ子

3万円以上なら何度でも無料なので、毎月2回目以降の入出金をする場合は3万円以上を利用するのがよいですね。

スマホATM対応（キャッシュカード不要で入出金）

キャッシュカードがなくても、PayPay銀行アプリでATM（セブン銀行・ローソン銀行のATMで利用可能）から現金の入出金、カードローンの借り入れ・返済をすることができます。

入出金手数料はキャッシュカード利用時と同じです。

スマっ子

キャッシュカードを持ち歩く必要がないので安全＆お財布を軽くすることができます

スマホで即日口座開設ができる

スマートフォンで本人確認資料と顔を撮影して、提出した内容に不備等がなかった場合は当日に口座開設が完了します。私の場合は約30分で口座開設できました！

※本人確認資料、本人確認方法、不備の有無などで所要日数は異なります

PayPay銀行のデメリット

他行宛振込無料回数が原則ゼロ

他行宛の振込手数料が月に数回無料といったサービスを実施してしているネット銀行もありますが、PayPay銀行では原則、他行宛の振込手数料無料回数はゼロです。他行へ振込する場合は振込手数料145円がかかります。
※PayPay銀行口座宛の振込手数料は0円

ただし、下記の条件を満たした場合は振込手数料が無料になります。

給与受取りで振込手数料が月3回0円
本人名義の三井住友銀行宛の振込手数料が0円（何度でも）
前月の預金平均残高が3,000万円以上で月5回振込手数料が0円

①の給与受け取りで月3回無料特典をもらうにはエントリー（初回のみ）が必要です。詳細＆エントリーは公式サイトで確認できます。

②の三井住友銀行宛の振込手数料無料は『PayPay銀行、三井住友銀行の両口座のカナ口座名義が同一である』場合のみが対象です。すなわち、自分名義の口座であればOKです。

スマっ子

私はPayPay銀行から三井住友銀行への振込をよく利用します。何度でも無料なので三井住友銀行口座を持っている人にとっては利便性がとてもよいです！

③の預金残高3,000万以上は一般人にはハードルが高いですね…。

ネット銀行としては金利が低い

ネット銀行の中には金利が高いことをウリにしている銀行もありますが、PayPay銀行は金利に関しては高くありません（普通預金金利0.001％、定期預金金利0.02〜0.03％）。

金利目的であれば、auじぶん銀行やUI銀行など他のネット銀行がおすすめです。
参考記事：定期預金金利の高い銀行！

実店舗がない・電話窓口がない

PayPay銀行は実店舗がなく、電話窓口は一般公開されていません。

※盗難など緊急性のある場合は24時間365日対応の事故受付センター（通話料無料）が公開されているので、いざという時には電話対応可能です
※キャッシュカードを紛失した場合はアプリより即座にキャッシュカードの取引停止ができます

問い合わせをする場合には、チャットや問い合わせフォームから行います。PayPayアプリのアカウントをタップすると「お問い合わせフォーム」があるので、そこに問い合わせ内容を書き込みます。実際に問い合わせフォームを利用したことがありますが、約3時間後に回答がありました。

原則翌営業日に回答をもらえるので、特に困ることはないと思います。ただ、いざというときに電話窓口がないのは、多額のお金を預けておくのには不安があります。

デビットカードがApple Payに非対応

PayPay銀行口座を開設するとVisaデビットカードが発行されます。このカードはGoogle Payには対応していますが、Apple Payには対応していません。そのため、iPhoneにカードを登録してスマホのタッチ決済で支払うことはできません。今後に期待したいと思います。

※NFC対応のAndroidスマホではGoogle Payに登録してスマホで支払うことが可能です

Visaデビットカードとは？使い方は？

★Visaデビットカードとは
PayPay銀行のキャッシュカードにはVisaデビット機能がついています。クレジットカードと同じ感覚で世界中のVISAマークのあるお店で買い物ができます。

支払方法	口座残高から即時払い
支払回数	1回払い
入会審査	なし
年会費・発行手数料	なし
タッチ決済	〇
Apple Pay・Google Pay	Apple Pay：非対応、Google Pay：対応