スルガ銀行で運用しているiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を松井証券へ移換する手続きの記録です。
本記事は移換手続きの記録です。随時更新予定です。
スルガ銀行のiDeCo
私は企業型確定拠出型年金に約10年間加入していましたが(運営管理機関は野村證券)、その企業を退職したので、そのときにスルガ銀行のiDeCoに移換しました。勤務していた会社が企業型DCだった場合、会社を退職したら、移換手続きが必要となります。スルガ銀行に移換したのは約12年前のことですが、移換手続きは結構面倒だった記憶があります。
その時代は今のように手数料が安い会社がまだ少なく、当時としては手数料が安く新興国に投資できるのをメリットに感じてスルガ銀行を選択したように記憶しています。
スルガ銀行のiDeCoを約12年間利用してきて、商品の種類が少ないなど不満は感じていましたが、移換は面倒なため長年放置してきました。松井証券のiDeCoは「投信残高ポイントサービス」の対象となるなどメリットが大きいと感じたため、重い腰を上げて松井証券に移換することにしました。
・企業型確定拠出型年金(約10年)
↓
・(退職に伴い)個人型確定拠出年金iDeCoへ移換
スルガ銀行のiDeCoに加入(約12年)
↓
・松井証券のiDeCoに移換
スルガ銀行のイデコにしてからは節税のため、掛金はMax拠出している(月67,000円)ので、移換金は結構な金額です。
iDeCoの掛金上限は月68,000円です。私は付加年金(月400円)を納めているため、その分が差し引かれ、上限は月67,600円になります(※付加年金は国民年金基金等と同様にiDeCoの上限枠を使用するため)。しかし、iDeCoの掛金は1,000円単位でしか設定できないため、私は月67,000円を拠出しています。
ちなみに、付加年金は、月400円の保険料で将来受け取る年金額が上乗せされます。2年以上受給すれば元が取れ、3年目以降は長生きするほど得になるコスパのよい制度です(参考:付加年金とは?三菱UFJ銀行のウェブサイトより)。自営業の人は必見です!
ちなみに、iDeCoでは大半を元本保証型で運用していたため、損益率は5.3%と大したことはありません。
▼管理画面(SBIベネフィットシムテムズ)

トータルでiDeCo加入期間は約22年(企業型に約10年、スルガ銀行で約12年)です。もう人生折り返しの年齢になっているので、出口戦略を考えつつ、iDeCoではリスクをとらずにやっていく方向です。
iDeCo比較【スルガ銀行VS松井証券】
スルガ銀行と松井証券のiDeCoを比較するとこのようになります。
| 項目 | スルガ銀行 | 松井証券 |
|---|---|---|
| 運営管理機関 | スルガ銀行(登録番号:72) | 松井証券(登録番号:785) |
| 記録関連運営管理機関 (レコードキーパー) | SBIベネフィット・システムズ | JIS&T |
| 事務委託先金融機関 (資産管理信託銀行) | 日本カストディ銀行 | 日本カストディ銀行 |
| 運営管理手数料(月額) | 275円/月 | 無料 |
| 投信保有ポイント還元 | なし | あり(最大1%) |
レコードキーパーとは、iDeCoの加入者一人ひとりの「台帳管理」を専門に行う機関です。残高などはレコードキーパーのポータルサイトで確認することができます。
iDeCoのレコードキーパーは主に3社あります。
| レコードキーパー | 主な運営管理機関 |
|---|---|
| JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー) | 楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、三菱UFJ銀行 など |
| NRK(日本レコード・キーピング・ネットワーク) | 野村証券、大和証券、みずほ銀行、ゆうちょ銀行 など |
| SBIベネフィット・システムズ | SBI証券、住信SBIネット銀行 など |
JIS&TとNRKが国内大手で、業界の大部分のシェアを占めています。
今回の移換にともない、レコードキーパーがSBIベネフィット・システムズからJIS&Tに切り替わったため、利用するポータルサイトも変更となりました。
松井証券のiDeCo口座開設の流れ
ネットで資料請求
松井証券の証券総合口座はすでに持っていましたが、iDeCoの口座はそれとは別に新たに開設する必要があります。ハピタス経由(4,200ポイント)で申し込みました。すでに松井証券口座を持っている場合についての言及がなかったので、もしかしたらダメかもしれませんが…。
ハピタスの達成条件が「WEB申込み後、翌々月末までに口座開設完了」です。iDeCoの移換は2~3か月かかるため月初に申し込まないと間に合いません。そのため月初の2/1に申込みました。4/30までに口座開設完了となれば条件達成です。
▼資料請求後すぐに通帳に掲載されました

私は現在スルガ銀行のiDeCoに加入しているので、『他の金融機関からの移換』での手続きで申し込みました。
申込時に下記内容を指定しました。
・新たに拠出する掛金の配分
・他の金融機関、企業年金等から移換する資産の掛金配分
新たに拠出する掛金の配分は「国内株式」「新興国株式」「全世界株式」「バランス型」を適当な割合で指定しました。スルガ銀行に比べるとよい商品が揃っている印象でした。
他の金融機関から移換する資産の配分は100%元本確保型の「みずほDC定期1年」にしました。移換では買いのタイミングがいつになるのかわからないため、とりあえずすべて定期に移しておくのが安全だと思ったためです(移換金が多いため)。
松井証券のiDeCoにはリスクを抑えた「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」があり、これでもいいかなとは思いましたが、移換手続きが完了して、タイミングをみながら投資信託にスイッチングする予定です。
移換する際にスルガ銀行口座の資産は一度すべて現金化されます。移換手続きには時間がかかるため、相場が動いて下がったタイミングで現金化される恐れもあります。そのようなことを避けたい場合には移換手続き前にすべての資産を一度元本保証型にスイッチングしておくとよいと思います。
移換手続きの書類に記入してポスト投函
資料請求から1週間後に書類が届きました。

資料請求時に、
・氏名、住所、電話番号などの個人情報
・新たに拠出する掛金の配分
・他の金融機関、企業年金等から移換する資産の掛金配分
を入力したので、それらはすべて書類に印字されていました。そのため、記入事項はとても少なくて5分程度で終わりました(基礎年金番号、氏名、生年月日)。

上記画像にある運用管理機関の番号や名称は不明であれば記入しなくてよいと書かれていましたが、スルガ銀行iDeCoのウェブサイトで簡単に確認できたので記入しました。
新規の場合は引落口座の記入などもあると思いますが、移換の場合は引落口座は現在のがそのまま引き継がれるので自分での手続きは不要みたいです。
手続きには1~2か月程度かかると記載されていました。
口座開設のお知らせとパスワードが届く
書類をポスト投函した2か月後、JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社)より口座開設のお知らせとパスワードが郵送されてきました。

・口座開設のお知らせ→封書
・パスワード→ハガキ
で同時に届きました。
JIS&Tのサイトにログインしてみましたが、まだ移換はされておらず、残高・評価額は0円となっていました。

スルガ銀行の確定拠出年金のページを確認したら、残高などすべての情報が閲覧できる状態でした。4/13に拠出が行われていたので、まだスルガ銀行のほうで運用されているようです。
ただ、移換処理中のためスイッチングの受付はできない状況になっていたので、移換処理は順調に進んでいるようです。

つまり、松井証券でiDeCo口座開設は完了したけど、まだ移換は終わっていない状況ということです。
(ここまでに2か月、移換・反映までにさらに1か月位かかるので合計3か月はかかりそうです)
↓
移換が完了したら、移換完了通知書と取引報告書が届くようです【現在進行中】
5月3日時点でまだ届きません…ホント遅いです
移換の流れ【時系列】
実際にiDeCoを移換した際の時系列です。資料請求から3か月程度かかると考えたほうがよいです。
- 2月1日松井証券のiDeCo口座資料請求(ネット)
iDeCoの運用会社をスルガ銀行→松井証券へ変更
- 2月9日松井証券から書類が届く
- 2月10日書類に記入してポスト投函
- 4月13日JIS&T社より口座開設のお知らせとパスワードが届く
・口座開設完了したが、移換は完了していない(移換処理中)
・4月はまだスルガ銀行のiDeCoで拠出 - 5月?日移換完了通知書と取引報告書が届く
iDeCoの手数料
移換手数料
スルガ銀行では「運営管理機関変更時手数料」として4,400円がかかります。他の金融機関もほぼ同じ手数料のようです。
手数料は安くはありませんが、長い目でみれば誤差範囲です。
ハピタス経由の4,200円が確定すれば、移換手数料はほぼチャラになります。
運営管理手数料
これまで利用していたスルガ銀行のiDeCoでは、運営管理手数料が月275円かかっていましたが、松井証券ではこの運営管理手数料が無料です。
そのため、金融機関を移換することで月275円、年間3,300円のコスト削減になります。
| 項目 | スルガ銀行 | 松井証券・SBI証券・楽天証券など |
|---|---|---|
| 運営管理手数料 | 275円/月 | 0円 |
| 国民年金基金連合会 | 105円/月 | 105円/月 |
| 信託銀行 | 66円/月 | 66円/月 |
| 月額合計 | 446円 | 171円 |
| 年間合計 | 5,352円 | 2,052円 |
掛金を拠出している場合は、どの金融機関を選んでも制度共通の手数料がかかります。
・国民年金基金連合会:月105円 →120円に値上げ(2027年1月引落分より)
・信託銀行:月66円
合計で月171円(年間2,052円)は必要です。
→月186円(年間2,232円)(2027年1月引落分より)
松井証券の手数料は「完全無料」ではありませんが、金融機関独自の運営管理手数料がかからないため、最低コスト水準でiDeCoを運用できます。
まとめ・雑記
iDeCoをスルガ銀行から松井証券へ移換したので、その流れを紹介しました。何年も前から移換したいと思っていましたが、移換に時間がかかることや、移換額が大きいことから、これまで二の足を踏んでいました。しかし今回、思い切って移換に踏み切りました。
時間はかかったものの、手続きは思っていたほど複雑ではありませんでした。
松井証券では商品ラインナップも充実しており、投資信託の保有額に応じたポイント還元もあるため、移換してよかったと感じています。
しばらく使ってみて気になることがあれば、追記したいと思います。


コメント 初めてのコメントは承認後に表示されます